皆さん、こんにちは。
今回はXで話題となった「メルカリで普通の漫画などが100万円を超える価格でSOLDになっている」という話についてです。
Xでは『とらドラ!』などの漫画や古本、カメラ用品といった商品が105万円などの高額で表示されているスクリーンショットが拡散。
中には999万9999円というでたらめな金額の商品まで確認され、
「普通の漫画がこんな値段で売れたの?」「もしかしてマネーロンダリングに使われているんじゃない?」
といった疑惑まで広がりました。
しかしメルカリが事実確認を行ったところ、今回話題になった商品については、表示されていた高額価格で実際に取引されたわけではなかったことが判明。
さらに、今回確認された事例はマネーロンダリングやクレジットカード現金化を目的とした取引でもなかったとされています。
では、なぜ普通の漫画が超高額でSOLDと表示されていたのでしょうか?
今回は、メルカリの回答や公式ガイドをもとに、この表示の仕組みをなるべく分かりやすく整理していきます。
※本記事の情報はこちらのニュースを参考に、2026年9月12日時点で執筆されたものです。
メルカリで「漫画が105万円」とXで話題に
今回注目を集めたのは、メルカリ上で確認された市場価格から大きくかけ離れた高額商品です。
Xに投稿されたメルカリのスクショ画像では、漫画や古本、雑誌、フィギュア、DVD、カメラ用品など、本来なら価格帯がまったく異なる商品が100万円を超える金額で表示されていました。
しかも、一部の商品には「SOLD」の文字まで。

漫画や古本に100万円以上!?ど、どういうことなも!?

普通に考えたら、有り得ない金額なも。
普通に画面を見ると、
105万円+SOLD
= 誰かが105万円を支払って購入した
ように見えますよね。
そのためXでは、
「商品を売買したように見せてお金を移動してる?」「クレジットカードの現金化?」
など、マネーロンダリングとの関連を疑う声まで広がりました。
ただし、この時点ではあくまでSNS上での推測。
本当にその金額で取引されたのかは確認されていませんでした。
メルカリが調査→高額表示された価格では取引されていなかった
その後、弁護士ドットコムニュースの取材に対し、メルカリが今回の事例について回答しました。
メルカリが確認したところ、話題になった商品は画面上に表示されている高額な価格で実際に取引された事実はなかったとのこと。
実際には、すでに販売された商品の価格表示が取引後に本来の取引価格とは異なる極端な金額へ変更されていたことが確認されました。
つまり、
「105万円で商品が売れた」のではなく、「商品が売れたあと、表示上の価格が105万円に変更された」ということです。

どういう事なも?商品が売れた後に、わざわざ表示価格を変えたってことなも?

そうね。例えば、1000円で売れた商品でも、後から表示価格を100万円に変更すると、商品ページ上では『100万円・SOLD』って見える仕様なも。
さらにメルカリは、今回確認した事例について、マネーロンダリングやクレジットカード現金化などを目的とした取引には該当しなかったとしています。
そのため、SNSで広がっていた「105万円でSOLD=マネロンでは?」という疑惑については、少なくとも今回メルカリが調査した事例では否定された形になります。
なぜ「105万円で売れた」ように見えたの?
では、なぜ実際には105万円で売れていない商品が「105万円・SOLD」と表示されたのでしょうか。
ここで関係してくるのが、メルカリShopsの商品表示の仕組みです。
メルカリShopってそもそも何?
メルカリShopsは、個人同士で売買する通常のメルカリとは違い、お店や事業者向けのネットショップ機能です。
通常のメルカリでは「1つの商品を出品して、売れたら終了」という使い方が基本ですが、メルカリShopsでは同じ商品ページで在庫数を管理したり、複数の商品をまとめて販売したりできます。
また、CSVによる一括登録や、外部の在庫・受注管理システムとの連携にも対応しているため、普通のネットショップ(事業者)に近い形で商品を管理できるのが特徴です。
簡単に言うと、
通常のメルカリ=私たちが普段使うフリマサイト
メルカリShops=お店・事業者向け
という感じで考えるのが近いですね。
メルカリShopの商品表示の仕組みとは
メルカリShopsでは、商品を購入したあとにショップ側が価格などの商品情報を変更すると、商品ページなどに変更後の最新情報が表示される場合があります。
しかし、表示される商品情報が変わっても、すでに成立した取引の購入価格まで変更されるわけではありません。
例えば、仕組みを分かりやすくするため架空の金額で説明すると、
3,000円で商品が売れる
↓
取引成立
↓
ショップが商品価格を105万円へ変更
↓
商品ページには「105万円・SOLD」と表示
ということが起こり得ます。
ですが、購入者が実際に支払った金額は3,000円のまま。
つまり今回のポイントは、
「現在の商品ページに表示されている価格」と「実際に取引された価格」は必ずしも同じではない
ということです。

なお、通常の個人向けメルカリでは、商品が売れたあとにその取引の販売価格を自由に変更することはできません。
今回話題になっているのは、あくまでメルカリShopsの商品表示に関する仕組みなので、普通のメルカリ出品とは分けて考える必要があります。
じゃあ、なぜ105万円という価格に変更したの?
ここまでで、メルカリShopsでは商品が売れたあとも、その商品ページに最新の価格が表示されることが分かりました。
つまり今回の「105万円・SOLD」という表示も、商品ページの現在価格が105万円に変更され、その最新価格が既に売れた商品ページにも表示された、と考えると分かりやすいでしょう。
メルカリShopsは通常のメルカリとは違い、商品ごとに在庫を登録して、同じ商品ページを使いながら複数回販売できるサービス。
そのため、商品が1個売れたからといって、その商品ページ自体が完全に役目を終えるわけではありません。
では、なぜその「現在価格」を極端な金額に変更したのでしょうか。
実は、この具体的な理由については現在も判明していません。
メルカリは、販売後に実際の取引価格とは異なる極端な高額へ変更されていたことまでは確認していますが、ショップ側がなぜその価格を設定したのか、その目的までは明らかにしていません。

結局、何でこんな価格表示にしたなも?

断定こそできないけど、考えられる理由はあるなも。
商品管理上の「退避価格」だった可能性も?
ネット上では、誤って商品を買われないようにするため、105万円のような高額価格に変更しているのでは?という見方も出ています。
例えば、同じ商品をメルカリShopsと別サイトで販売していて、別サイトで先に売れた場合。
本来はメルカリ側の在庫も0にしますが、在庫情報の反映にズレが出る可能性もあります。
そこで、
在庫0 → 販売停止
105万円 → 万が一購入可能になっても買われにくくする
という二重の安全策だった可能性があります。

※ただし、今回のショップが実際にこの目的で高額表示にしていたと確認されたわけではありません。

売れちゃった商品を誤って買われないようにする為の防止策って事なもね!
それなら非公開にすればいいんじゃ?
メルカリShopsには商品を非公開にする機能があります。
そのため、105万円にしなければ販売を止められないわけではありません。
ただ、複数サイトの商品をまとめて管理している場合、メルカリだけ個別に非公開にするより、「販売しない商品は高額価格にする」と共通ルールで管理したほうが楽だった可能性は考えられます。
とはいえ、なぜ非公開ではなく高額価格を選んだのか、その本当の理由は現在も不明です。

非公開にする機能もあるけど、なぜ高額表示にしたのかは、今回の報道では分からないなも。
メルカリは高額商品を放置しているの?
今回の騒動を見て「そもそも、こんな高額な値段を自由につけてもいいの?」と思った人もいるかもしれません。
メルカリShopsでは、商品の販売価格はショップ側が設定します。
そのため、高額な価格が設定されていること自体だけで、すぐに不正取引と判断されるわけではありません。
また、メルカリではマネーロンダリングや架空の商品をクレジットカードで購入して現金化する行為などを禁止しています。
違反と判断された場合には、取引キャンセルや商品削除、利用制限などの措置が取られます。
つまり、「高額商品がある=マネロン」ではなく、実際にどのような取引が行われているかが重要ということですね。

でも漫画で105万円って表示されてたら、普通は『怪しい取引!?』って思っちゃうなも!

見た目だけだと疑っちゃうよね。メルカリの仕様や表示価格のルールも、もっと分かりやすいものに変わってくれることを期待したいなも。
まとめ|105万円SOLDでも、105万円で売れたわけではなかった
今回は、Xで話題となった「メルカリで普通の漫画などが105万円でSOLDになっている」という騒動について紹介しました。
メルカリが確認した結果、今回話題になった商品は表示されていた高額価格で実際に取引されたわけではなく、販売後に商品ページの価格が変更されていたことが分かっています。
また、今回確認された事例については、マネーロンダリングやクレジットカード現金化を目的とした取引でもなかったとされています。
一方で、なぜ105万円などの極端な価格へ変更していたのか、その具体的な理由については現在も明らかになっていません。
ネット上では、複数サイトの在庫を管理する際に、誤購入を防ぐための「退避価格」だったのではないかという見方もありますが、こちらはあくまで推測です。
メルカリShopsでは、購入後に変更された最新の商品情報が表示される場合があるため、SNSで驚くようなスクリーンショットを見かけたときは、表示だけで判断せず、そのサービスの仕組みや公式情報まで確認することが大切ですね。
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