「友達の子どもがコンテストに出ているので投票してほしい」
そんな何気ないお願いから、LINEアカウントが乗っ取られてしまう被害が相次いでいます。
しかも最近の手口は非常に巧妙です。被害者本人だけでなく、その家族や友人まで巻き込んでしまい、最終的にはPayPayで送金を要求されるケースも確認されています。LINE公式も注意喚起を行っており、決して他人事ではありません。
今回は、最近増えているLINE乗っ取りの手口と、被害を防ぐために知っておきたいポイントを紹介します。
「投票してほしい」と言われる
最近確認されている詐欺では、SNSやメッセージアプリを通じて、
- 「アンバサダー候補になったので投票してほしい」
- 「親戚の子どもが作品コンテストに参加している」
- 「絵画コンテストに出ているから応援して」
といった内容のメッセージが送られてきます。
知人からのお願いに見えるため、つい協力したくなりますよね。
しかし、送られてきたURLを開くと、そこには偽物の投票ページや偽のLINEログイン画面が用意されています。
「投票にはLINE連携が必要です」
などと表示され、電話番号やパスワードの入力を求められます。
そして、ここで情報を入力してしまうと、その内容が第三者に渡り、LINEアカウントが乗っ取られてしまうのです。
最近は画面も本物そっくり
フィッシング詐欺というと、いかにも怪しい画面を想像するかもしれません。
しかし最近の偽サイトは非常によくできています。
見た目はLINEのログイン画面そのもの。
スマートフォンで表示されると、普段使っている画面との違いに気付くのは簡単ではありません。
さらに厄介なのが、「知人から送られてきたメッセージ」に見えることです。
もし親しい友人から、
「ちょっと投票お願い!」
と連絡が来たら、疑うことなくリンクを開いてしまう人も少なくないでしょう。
人の善意や信頼関係を利用するところが、この詐欺の恐ろしいところです。
認証番号を聞かれたら必ず疑うこと
LINE公式は重要なポイントを明確にしています。
電話番号やメールアドレス、パスワードと一緒に認証番号の入力を求められるものは、すべて詐欺です。
通常、認証番号が必要になるのは、
- 自分でLINEを引き継ぐとき
- メールアドレスを変更するとき
- 電話番号を変更するとき
などに限られます。
- 「投票するために認証番号を入力してください」
- 「本人確認のためコードを教えてください」
という要求は、まず間違いなく詐欺です。
「認証番号=鍵」
と思っておくと分かりやすいでしょう。
家の鍵を他人に渡さないのと同じで、認証番号も絶対に他人に教えてはいけません。

いくら友達でも絶対に認証番号は教えちゃダメだからね!
乗っ取られると本人が使えなくなる
情報を盗まれると、犯人はそのアカウントを別の端末で利用できるようにします。
すると突然、
「アカウントからログアウトされました」
という表示が現れることがあります。
慌ててしまいそうですが、このとき注意が必要です。
第三者から、
「削除を押してください」
などと指示されても従ってはいけません。
誤って削除してしまうと、その端末に保存されていたデータまで失われてしまう可能性があります。
ログアウトされた場合は、落ち着いて再ログインを試み、必要に応じてLINEのサポートを利用しましょう。
PayPay送金を要求される

詐欺師の本当の目的はお金なも……
最近の被害で特徴的なのが、乗っ取ったアカウントを利用して、さらに別の人をだます手口です。
犯人は家族や友人になりすまし、
- 「今ちょっと困っていて……」
- 「PayPay使える?」
- 「送金限度額に達してしまった」
- 「明日の朝返すから立て替えてほしい」
などとメッセージを送ります。
相手は普段から連絡を取り合っている知人のアカウントです。
そのため、
「本人だと思って送金してしまった」
というケースが実際に発生しています。
詐欺師にとっては、一人のアカウントを乗っ取るだけで、その人の友人や家族にも次々と接触できるため、被害が連鎖的に広がってしまうのです。
「親しい人だから安心」は危険
昔の詐欺では、見知らぬ人からのメールや電話が中心でした。
しかし今は違います。
「信頼している相手」を装うことで警戒心を下げる手法が増えています。
だからこそ、
「友達だから大丈夫」
ではなく、
「友達のアカウントでも乗っ取られている可能性がある」
と考えることが重要です。
もし突然お金を要求されたら、
- 電話する
- ビデオ通話する
- 別のSNSで連絡する
- 実際に会って確認する
など、メッセージ以外の方法で本人確認を行いましょう。LINE公式も、テキストメッセージだけで判断しないよう呼びかけています。

あれ?君ほんとにシンナモ……?

あ……
被害を防ぐために今すぐできること
最後に、覚えておきたいポイントをまとめます。
① 怪しいURLは開かない
- 「投票してほしい」
- 「アンケートに協力して」
などのメッセージが来ても、まずは本当に本人から送られてきたものか確認しましょう。
② 認証番号を入力しない
投票やプレゼント応募で認証番号を求められたら、そこでストップです。
③ 突然のお金の話は疑う
PayPayや銀行振込を頼まれたら、まず電話などで本人確認を行いましょう。
④ 慌てない
「今すぐ!」
「急いで!」
と言われると判断力は鈍ります。
一度立ち止まるだけで、防げる詐欺は少なくありません。
便利なサービスだからこそ慎重に
LINEは今や家族や友人との連絡に欠かせない存在です。
だからこそ、詐欺師もLINEを狙います。
特に最近の手口は、人の優しさや信頼関係を利用する非常に悪質なものです。
「自分は大丈夫」
と思っている人ほど、意外と危ないのかもしれません。
「投票してほしい」
「PayPay使える?」
そんな何気ない一言をきっかけに、大切なアカウントや人間関係を失わないためにも、少しだけ慎重になる習慣を身につけておきたいですね。

ま、私は家族としかLINEしないから大丈夫だね♪

そういう人こそ危ないなも……
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