令和8年熊本地震の募金や支援が各地で行われています。「少しでも困っている人の力になりたい」という思いから、みなさんがそれぞれに出来ることに取り組んでいます。
しかし「困っている人の力になりたい」という気持ちを利用した詐欺が発生しました。

ITジャーナリスト「武者良太」氏の記事によると、SNS上では被災者を装ってQRコードなどを使って個人への送金を求める投稿を確認したことが伝えられています。
SNSの投稿を見ただけでは本当に困っているように見えるため、見抜くのは簡単ではありません。
「困っている人の力になりたい」という気持ちを利用されないために、この記事では、特に寄付金や義援金詐欺の見抜き方、そして安全に支援する方法を分かりやすく解説します。

災害に便乗して寄付金や義援金を求められることも災害詐欺に含まれるなも。
ほかにも、点検や修理に関することや保険金給付を口実にした災害詐欺もあるなも。
参考資料:独立行政法人 国民生活センター
寄付金や義援金詐欺の見抜き方

① 「今すぐ」を強調してくる
冷静な判断をさせないために「今日中」「至急」が頻出します。
本当の公的支援ならば時間を区切って急かせることは少ないです。
例えば、日本赤十字社の令和8年熊本地震の義援金の受付は2026年10月30日までとなっています。
② 送金方法が不自然
- 銀行口座の名義が個人名である
- 電子マネーや暗号資産を指定している
正規の募金は日本赤十字社 や中央共同募金会のような団体名義が基本です。個人名が口座名義に記載されることもありますが、その場合は県知事名が記載されています。
また、電子マネーや暗号資産でも寄付をすることはできますが、その場合には公式サイトから寄付をすることが基本です。
③ 身元が確認できない
寄付を求めるSNSを見たら、アカウントの情報も確認するようにしましょう。
- SNSの新規アカウント
- フォロワーが極端に少ない
- 過去投稿がないまたは不自然
上記のような場合には注意が必要です。
SNSのアカウントには過去の出来事の投稿がある方が信頼できます。最近できたばかりの場合には、詐欺目的で新しく作られた可能性があります。また、投稿内容も災害の話ばかりであったりコメント欄が不自然な日本語ではないか確認が必要です。投稿の内容には過去の日常生活が混ざっていることが普通です。

④ 情報があいまい・矛盾している
投稿の内容を見ていて
- 被災地や状況の説明が曖昧
- 同じ文章を複数人に送っている
- 写真が他サイトの使い回し
このようなことに気がついたら、必ず投稿の内容を確認しましょう。テレビや信頼できるネットニュースで現在の正しい状況を把握する必要があります。また、画像検索で確認すると、別の災害の写真が使われているケースもあります。
「被災者を装う災害詐欺」は 「急がせる・共感させる・個人に送らせる」 の3点が特徴です。少しでも違和感を感じたら、「送らない・調べる・公式を確認」 をするように心がけて下さい。
参考資料:日本赤十字社 令和8年熊本地震災害義援金ホームページ、熊本県、株式会社防災ダイレクト公式サイト、警視庁

募金の災害詐欺の被害にあわないために、具体的にどのような事件があったのか紹介していくよ。
実際にあった事例
ここからは過去に実際にあった詐欺被害について紹介していきます。「この事例と似ているな?」と感じたら、寄付はしないようにしてください。
東日本大震災の事例
2011年3月に発生した東日本大震災では、街頭募金、公的機関や実際にある会社を利用して義援金としてお金をだまし取る詐欺がありました。

能登半島地震の事例
2024年1月に発生した能登半島地震では、電力関連会社社員と偽って個人宅に電話があり、お金をだまし取られる事件がありました。
この事例は、直接お金を要求された訳ではありません。「支援のために名前を貸してほしい」と言われ、名前を貸したことからトラブルに巻き込まれ、お金を手渡してしまいました。


直接お金を要求されなくても注意が必要だね。

他にもどんなパターンがあるのか知りたいなも。

そんなときは私にお任せを。
代表的な募金の災害詐欺のパターン
もう少し具体的にイメージできるように、ChatGPTで実際の詐欺のメッセージ例を考えてもらいました。
①SNS(DM)で届く詐欺メッセージ
はじめまして。突然すみません。
○○地震で家が全壊してしまい、家族も避難所生活です。
小さい子どもがいて食べ物も足りません。
少しでもいいので支援していただけませんか?
PayPay ID:〇〇〇〇
本当に困っています。よろしくお願いします。
確認したいポイント
- 初対面なのに直接支援を依頼している
- 電子マネーでの個人送金を指定している
- 証拠や詳細がない
②メールで届く詐欺(なりすまし型)
件名:【緊急】被災地へのご支援のお願い
このたびの災害により、多くの方が被害を受けています。
当団体では緊急支援を行っておりますが、資金が不足しています。
以下の口座へご寄付をお願いいたします。銀行名:〇〇銀行
支店名:〇〇支店
口座番号:1234567
名義:ヤマダ タロウ
確認したいポイント
- 「当団体」と書かれていて、どこの団体なのか曖昧になっている
- 個人名義の口座を指定している
- 正式な団体であれば公式サイトからの募金になるが、公式サイトへの導線がない
③知人を装う詐欺(乗っ取り系)
今大丈夫?
実は被災地にいる知り合いを助けたいんだけど、
代理で支払いしないといけなくて…。
コンビニでギフトカード買って番号教えてもらえない?
後で必ず返すから。
確認したいポイント
- 普段と違う話題や文体になっていないか
- ギフトカード要求している
- 「後で返す」という約束
④クラウドファンディング風の詐欺
【緊急支援プロジェクト】
被災した○○地区の復興支援のため寄付を募っています。
現在の達成率:78%
あなたの支援で多くの命が救われます。
今すぐこちらから寄付 →(怪しいURL)
確認したいポイント
- 公式サイトへアクセスし、URLが正しいか確認する
- 運営者情報が明記されていない
- 団体名を検索し、実在している団体か確認する

確認項目も示されていて助かるね。

恐縮です。
まとめ
災害がおこると、さまざまな災害詐欺が起きてしまいます。その中でも、寄付金や義援金の募集を装った詐欺についてみてきました。
寄付金や義援金詐欺を見抜くポイントは、①送金を急かしていないか ②送金方法が不自然ではないか ③身元は確認できるか ④SNS[に投稿されている情報は正しいか、でした。
SNSやメッセージを見て少しでも違和感を感じたら、すぐにお金を送らない・公式サイトを確認する・現在の被災地の状況をニュースなどで調べるようにしてください。
寄付金や義援金の災害詐欺がなくなり、「困っている人の力になりたい」という気持ちが正しく届くことの一助になれば幸いです。
この詐欺も気をつけて!
現在、こちらの詐欺も注意が必要です。
以下の記事では、偽通販サイトの見分け方からお金を払ってしまったときの対処方法まで解説しています。
ぜひ読んでみてください。



