健康保険改正案が成立。薬代はどう変わる?

健康保険改正案が成立。薬代はどう変わる? トレンド

2026年5月29日、健康保険法等の一部を改正する法律案が成立しました。

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今回の改正では、OTC類似薬の薬剤給付見直し、出産費用の負担軽減、高額療養費制度の年間上限新設、後期高齢者医療制度における金融所得の反映などが盛り込まれています。特にOTC類似薬については、対象薬剤の薬剤費の4分の1を「特別の料金」として別途負担する仕組みが想定されています。

???

ニュースで見たことはあるけれど、どういうことなのか全くわからないんだよね。

確かにニュースをきいているだけだと何のことか分からないなもな。

安心するなも。

このニュースの内容がどういうことなのか解説していくなも。

このニュースで議論になった「OTC類似薬」を使う患者に追加の自己負担を求める制度について、いったいどのような制度なのか詳しくみていきましょう。

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そもそも「OTC類似薬」とは何か

「OTC」とはOver The Counterの頭文字を取った略称で、薬局で販売する一般用医薬品(処方箋が無くても購入することができる医薬品)のことを指します。

 「OTC類似薬」とは、医療機関で処方される医薬品の中で安全性が確認され、薬局やドラッグストアで販売できるようになった薬を言い、現在、「OTC類似薬」は100成分近くあります。

公益財団法人 淀川勤労者厚生協会から引用

OTC類似薬とは、処方薬の中でも市販薬と使い方や成分が近いもののことです。

たとえば、解熱鎮痛薬、花粉症の薬、胃腸薬、湿布、皮膚の保湿剤などがあります。

種類商品名の例
解熱鎮痛薬ロキソニンS、イブA錠EXなど
花粉症・アレルギー薬アレグラFX、クラリチンEXなど
胃腸薬ガスター10、酸化マグネシウムE便秘薬など
湿布・外用薬バンテリンコーワパップS、ボルタレンEXテープなど
保湿剤ヒルマイルドクリーム、HPプラス、ヘパソフトプラスなど

参考資料:公益財団法人 淀川勤労者厚生協会厚生労働省

名前は聞いたことがあったけど、イマイチ何のことかわかってなかったよ。

ドラッグストアなどで買える市販薬と、成分や使い方が近い薬ってことだね。

今回の健康保険法の改正案について

今回議論になったOTC類似薬の負担額の増加分については「特別の料金」と呼ばれています。

今回の健康保険法の改正案にOTC類似薬の負担額が上がった背景には①処方薬として3割負担で薬をもらう患者と市販薬を購入する患者の公平性の確保 ②現役世代の保険料負担の軽減があると説明されています。

OTC類似薬のすべてが対象となるわけではありません。今回はOTC類似薬の中の77成分、約1100品目とされています。

対象となるOTC類似薬の一覧はこちら(厚生労働省のホームページへつながります)

参考資料:厚生労働省保険局

次は料金について説明するなも。

まずは、現在処方薬をもらうときに払っている金額の内訳を説明するなも。

調剤薬局で支払う料金について

現在、処方箋で薬をもらうときに支払う金額の中には基本的には調剤技術料、薬学管理料、薬剤料が含まれています。

調剤技術料とは薬局の体制、処方箋受付、薬をそろえる・調製する作業などにかかる費用のこと、薬学管理料とは薬剤師が処方内容を確認し、飲み方・注意点を説明したり、服薬状況を管理したりする費用のこと、薬剤料は薬そのものの代金です。

その他に在宅医療などで必要な医療材料が出る場合の費用である特定保険医療材料料や調剤ベースアップ評価料、調剤物価対応料などが入る場合もあります。

画像はChatGPTで作成

参考資料:厚生労働省

処方箋で薬をもらうときに払っている金額の中には薬代だけではなく、薬剤師さんが薬を調剤する費用や薬剤師さんからの指導料も含まれていたんだね。

今回の改正で金額が増えるのは薬そのものに対する金額なも。

特別の料金の仕組み

次に今回の健康保険法の改正で負担額が増える薬剤料について説明します。

画像は公益財団法人 淀川勤労者厚生協会から引用

例で出ている薬は、薬本体の値段が1000円だから特別の料金として薬本体の値段の1/4の250円かかるんだね。

そして、薬本体の値段から特別の料金を引いた750円の3割を自己負担分として計算するなも。

だから、実際に支払う薬剤料は「特別の料金の250円+3割負担分の225円=475円」なも。

今回の例で説明した計算は薬剤料のみとなります。

実際に窓口で支払う料金には調剤技術料や薬学管理料などが加算されます。

対象外となる人

特別の料金は処方薬をもらう人全員が払うわけではありません。

こども、がん患者や難病患者など配慮が必要な慢性疾患を抱えている人、低所得者、入院患者、医師が対象医薬品の長期使用等が医療上必要と考える人などは配慮を検討するとしています。

参考資料:厚生労働省

ニュースで見ていたときはわからなかったけど、仕組みについて理解出来たよ。

よかったなも。

医療費についてはこれからも変わっていく可能性があるなも。

その都度確認することが大切なも。

薬代はこう変わる!

OTC類似薬にあたる一部の処方薬では、通常の自己負担に加えて「特別の料金」が上乗せされる仕組みが導入されます。すべての処方薬が高くなるわけではありませんが、痛み止め、鼻炎薬、胃腸薬、風邪症状に使う薬など、日常的に処方されやすい薬の一部が高くなる可能性があります。

一方で、こども、がん患者、難病患者、医師が長期使用などを医療上必要と認める人などについては、別途の負担を求めない配慮措置を検討するとされています。

まとめ

今回の健康保険法の改正によって薬剤料に特別の料金が追加されるため、処方薬をもらうときに支払う金額は高くなる人が多いかもしれません。しかし、すべての人が処方薬の自己負担額が増えるというわけではありません。こども、がん患者や難病患者など配慮が必要な慢性疾患を抱えている人、低所得者、入院患者、医師が対象医薬品の長期使用等が医療上必要と考える人などは処方薬の自己負担額が変わらない可能性もあります。

厚生労働省の資料では、OTC類似薬についての特別料金は令和8年度中に実施すると書かれています。具体的な日付が未定なため、今後も動向を注視する必要がありそうですね。

画像はChatGPTで作成

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