ちょっと待って!SNSで紹介されている浴室の黒ずみ対策は危険かも!?

障がいコラム

梅雨に入り雨の日や曇りの日が増えてきましたね。雨の日や雨が降りそうな曇りの日が続くと家の中の湿度も高くなり、お風呂の黒ずみも普段より気になってきますね。

お風呂の黒ずみ対策をしようとSNSを検索するといろいろな方法が紹介されています。動画付きなのでネットで検索してWebサイトの文章を読むよりもラクで、分かりやすい。

しかし、SNSで紹介されているお風呂の黒ずみ対策について注意喚起がされています!

@YouTubeから引用
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@TikTokから引用
浴室の床の黒ずみ対策で要注意 SNSで広がる掃除術にプロが待った
SNSでは、塩素系漂白剤と食器用洗剤を混ぜて浴室の床を掃除するライフハックが紹介されることもあります。洗剤にとろみを持たせることで、汚れに密着しやすくなるという考え方ですが、自己流で洗剤を混ぜ合わせることには思わぬリスクもあるようです。近年...

SNSで紹介されている「塩素系漂白剤と食器用洗剤を混ぜてお風呂の床を掃除する方法」について、汚れを落とすために自己流で洗剤を混ぜ合わせることは危険だと注意を促しています。

なぜ自己流で洗剤を混ぜてはいけないのか、正しい掃除方法はどうなのか、についてみていきましょう。

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なぜSNS紹介されている方法は危険なのか?

この記事では、洗剤にとろみを持たせることで汚れに密着しやすくするために「塩素系漂白剤と食器用洗剤を混ぜてお風呂の床を掃除する方法」が危険だと注意しています。その理由は、塩素系漂白剤と食器用洗剤を混ぜると有毒なガス(主に塩素ガス)が発生する可能性があるため危険だからです。

食器用洗剤は基本「中性」なので、通常はそれ単体で酸性というわけではありません。洗剤に含まれている香料・着色料などはごく少量酸性成分が含まれることがあります。

また、手肌に優しい食器用洗剤では弱酸性タイプもあり、この場合は中性ではありません。

これらの食器用洗剤に含まれている酸性成分が塩素系漂白剤に含まれている次亜塩素酸ナトリウムと混ざることで塩素ガスというガスが発生します。

塩素ガスはプールの消毒薬のにおいを強くしたような刺激臭で、吸い込むと咳や呼吸困難、目がチカチカしたり涙が出るなどの症状が現れます。さらに、大量に吸い込んでしまうと命に関わることもあります。

そのため、自己流で塩素系漂白剤と食器用洗剤を混ぜることは危険なのです。

もし、塩素ガスを吸い込んでしまった場合には以下の対処をしてください。

  1. すぐにその場を離れて新鮮な空気がある場所へ移動する
  2. 窓を開けて換気
  3. 楽な姿勢で安静にする
  4. 症状があれば医療機関へ(特に息苦しい、咳が続く、胸が痛い場合はすぐ受診が必要です。)
@画像はChatGPTで作成

安全にお風呂場の黒ずみ対策をするにはどうすればいいの?

正しいお風呂場の黒ずみ対策方法

そもそも「黒ずみ」とは?

お風呂場に発生する「黒ずみ」とは何なのでしょうか。「黒ずみ=黒カビ」ではありません。「黒ずみ」の原因として黒カビ以外にも皮脂や石けんカスの蓄積、水垢+ミネラル汚れ、雑菌・ぬめりが考えられます。黒ずみは単体ではなく、
皮脂・石けんカス・水垢・カビ(雑菌)が合わさってできる「複合汚れ」です

黒ずみの落とし方

① 中性洗剤でまずリセット

まずは軽い汚れ(皮脂・石けんカス)を落とします。

  1. バス用中性洗剤をかける(10-15分程置くとよい)
  2. スポンジでやさしくこする(縦横にこする)
  3. しっかり洗い流す

これだけで落ちる黒ずみも意外と多いです

② 中性洗剤で落ちなかった落ちない場合は重曹でこする

重曹は皮脂+水垢が混ざった汚れに有効です。

  1. 重曹+少量の水でペーストを作る(重曹:水=3:1でペーストを作成)
  2. 黒ずみに塗ってこする
  3. 5分ほど置いて流す

軽い研磨効果で汚れを削り落とします。

③ まだ残っている水垢を除去する

クエン酸は水垢が原因の黒ずみに効果があります。

浴槽の水あかは「ただこする」だけでは落ちません。
正しくは 酸で溶かして落とす のがポイントです。

  1. クエン酸水(スプレー)を吹きかける (水200ml+クエン酸小さじ1でスプレー作成)
  2. ラップで覆って30分~1時間放置
  3. スポンジで軽くこすって洗い流す

クエン酸水スプレーで黒ずみが落ちなかった場合は「クエン酸パック」をする。

  1. クエン酸水をしみ込ませたペーパーを貼る
  2. 上からラップで密閉
  3. 1〜2時間放置
  4. スポンジで軽くこすって流す

④最後に残っているカビを除去する

  1. カビ取り剤を吹きかける
  2. 15〜30分放置
  3. よく洗い流す

ゴムパッキン周りにも有効です。

やってはいけないお掃除方法

黒ずみ掃除には塩素系漂白剤と食器用洗剤を混ぜる以外にも避けた方がいいお掃除方法があります。

  • 金属たわし使用→ 傷の原因
  • メラミンスポンジを強くこする→ コーティングが傷つく
  • いきなり乾いた状態でこする→ 傷の原因

傷がついたりコーティングがはがれてしまうことで、黒ずみが発生しやすくなります。

細かい傷がついたりコーティングがはがれてしまうと、表面がザラザラになります。すると、汚れが引っかかり入り込んでいきます。

傷の中に入り込んだ汚れは皮脂、石けんカス、水あかが混ざり、さらに雑菌・カビが繁殖します。

その結果、黒ずみとして固定化します。

コーティングを傷つけないようにスポンジで優しくこすって掃除するのもポイントだよ。

もしもコーティングがすでに傷んでいる場合は、軽度であれば市販のコーティング剤で対応できる場合もあります。

市販のコーティング剤には撥水タイプと親水タイプがあります。撥水コーティングは表面にシリコンやフッ素系の薄い膜を作り、水を「玉状」にして転がすことで汚れを防止します。親水性のコーティング剤は表面に親水性の膜をつくることで水滴が玉にならず広がります。そのため、水分がそのまま薄い水の膜になって流れます。その結果、汚れも一緒に流れやすくなります。

項目親水撥水
水の状態膜になる玉になる
水あか付きにくい条件次第で残る
見た目スッキリ均一水滴がコロコロ
向いてる人放置気味でもキレイにしたい水滴を拭き取れる人

ハウスクリーニングやリフォーム会社に依頼してコーティングしてもらうこともできるよ。

日頃からの対策方法

お風呂場の黒ずみ対策にはお掃除だけではなく、日頃のお手入れも大切です。

入浴後に床や壁の水分を拭き取るとカビや汚れの発生が抑える効果があり、黒ずみ対策につながります。

「水分の拭き取りは大変」という方は入浴後にサッと水で流すだけでも黒ずみ予防になります。黒ずみの原因となる皮脂や石けんカスなど汚れが固まる前に除去できるだけではなく、雑菌やカビの餌である汚れがなくなることで雑菌やカビの繁殖を防ぐことができます。

また、お掃除のときの使うことのある重曹は弱いアルカリ性なので、同じ塩素系のものと混ざっても危険でありません。

参考資料:花王株式会社

まとめ

SNSで紹介されている塩素系漂白剤と食器用洗剤を混ぜて浴室の床を掃除する方法は塩素ガスが発生する危険があるのでやってはいけないということでした。食器用洗剤は基本中性ですが、香料・着色料などはごく少量酸性成分が含まれる場合や手肌に優しい食器用洗剤では弱酸性タイプもあるためやってはいけません。

黒ずみ対策ではお掃除も大切ですが、日頃のひと手間で黒ずみ対策にもつながることが分かりました。

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