水泳授業がなくなる?学校プール廃止の根拠を全国調査で確認

水泳授業がなくなる?学校プール廃止の根拠を全国調査で確認 トレンド

皆さん、こんにちは。

今回は、Xで話題になっていた「学校の水泳授業」に関するニュースについてです。

学校のプール授業をめぐって、「水泳授業が減っている」「学校プールを廃止する動きがある」といった話が注目されています。

そう聞くと、

「え、水泳授業ってなくなるの?」
「自分の地域の学校も対象なの?」
「子どもたちは泳ぎを学ばなくなるの?」

と気になった人も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、話題になっている「水泳授業がなくなるのか」という疑問について、全国調査や学校プールの設置状況をもとに確認してみます。

本記事はこちらのニュースと下記のXポストを参考に作成されています。

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きっかけは「水泳授業の廃止」をめぐるニュース

今回気になったのは、冒頭のXポストにある水泳授業に関するニュース。

投稿では「水泳授業『廃止』背景や影響は」と紹介されており、リンク先の記事でも「廃止」「民間委託」「プールシェア」といった言葉が並んでいました。

ただ、こうした話題は見出しだけで判断すると、誤解してしまうことも少なくありません。

シンナモ
シンナモ

学校のプール授業、なくなっちゃうなも!?

シンナモ
シンナモ

まずは情報を集めてみるなも!

水泳授業は本当に減っている?

まず確認したいのは、「水泳授業そのものが減っているのか」という点です。

今回参考にしたのは、笹川スポーツ財団の「スポーツ振興に関する全自治体調査2024」です。

この調査では2024年度の小学校体育における水泳、いわゆるプール授業の実施状況について全国市区町村に尋ねています。

2024年度の小学校水泳授業の実施状況を示す棒グラフ。すべての小学校で実施している市区町村が93.4%、一部の小学校で実施している市区町村が2.6%、実施していない市区町村が1.2%となっている。
出典:笹川スポーツ財団「スポーツ振興に関する全自治体調査2024」のデータを元に作成。

調査の結果、1,140の市区町村のうち、93.4%が「すべての小学校で実施している」と回答しています。

また、「一部の小学校で実施している」は2.6%、「すべての小学校で実施していない」は1.2%でした。

全国調査を見る限り、小学校の水泳授業そのものが一気になくなっている、または全国的に大きく減っているとは言いにくい状況です。

シンナモ
シンナモ

調査に回答した自治体の多くは、小学校の多くはプール授業を実施しているなもね!

シンナモ
シンナモ

少なくとも、今すぐにプール授業がなくなっちゃう!なんてことは起きなさそうなも!

全国のプール設置率ではどう見える?

次に、スポーツ庁の年次統計データも確認してみましょう。

e-Statには小学校、中学校のプール設置率に関するデータがあります。

これは学校にプールが設置されているか、またはプールを保有している学校がどれくらいあるかを見るためのデータです。

全国の小中学校プール施設数の推移を比較した棒グラフ。1996年度は28,326カ所、2024年度は21,552カ所。差は6,774カ所減で、約23.9%減少していることを示している。
出典:スポーツ庁「体育・スポーツ施設現況調査」年次統計表(e-Stat掲載)をもとに筆者作成。全国の小中学校プール施設数は、1996年度の28,326カ所から2024年度は21,552カ所に減少している。

プール設置率を見る限り、「プールが一定数減り、今あるプールをこれからも維持し続けられるのか」という段階に入っていると考えられます。

シンナモ
シンナモ

プールってこんなに減ってたなもね~…

シンナモ
シンナモ

それに、これだけ年月が経ってると老朽化の問題も避けては通れないなもね…

水泳授業は今後どうなる?老朽化問題も

では、今後の水泳授業はどうなっていくのでしょうか。現状を見ると全国的に一気になくなるというより、実施方法が分かれていく可能性があります。

たとえば学校プールを維持できる地域では、これまで通り学校のプールで授業を続けるはず。

一方でプールの老朽化が進んでいる地域や、維持費の負担が大きい地域では、民間のスイミングスクールや公共プールを使う形に変わる可能性があります。

実際に京都市は、スイミングスクール等民間業者と連携した水泳授業の試行実施を2025年5月15日に発表

同教育委員会は「児童生徒にとって、安全でより良い水泳授業の実施方法を検証することを目的」としています。

産経新聞でも「実技授業継続のネックとして施設の老朽化」を指摘。

また同記事内でも愛知県大府(おおぶ)市では令和6年度、市内の公立中学校全4校で水泳の実技授業を廃止し、座学に切り替えた例を紹介。

築40年を超える老朽化したプールの改修コストはおおむね1億~2億円と多額で、生徒の安全管理や水温・水質の検査など教員側の負担も大きかったのが主な理由とのことでした。

中京テレビ公式チャンネルのニュース動画。様々な要因が重なり、やむを得ずプールの授業を座学に変更せざるを得ない形に。
シンナモ
シンナモ

プールの改修工事ってたくさんお金がかかるなもね…

シンナモ
シンナモ

学校の先生たちの負担も、決して無視できない問題なも!

今後の水泳授業は、「どこで、誰が、どのように教えるのか」が大事になっていきそうです。

保護者の方が気になるのは、授業の回数や移動時間、安全管理、費用負担などでしょう。

民間委託や公共施設の活用は、専門の指導者に教えてもらえるメリットがある一方で、移動の手間など課題も。今後は自治体ごとの判断がより大きくなりそうです。

まとめ:今後の水泳授業は形を変えて継続?

今回の話題を見ると、「水泳授業がなくなるのでは?」と不安になる人もいるかもしれません。

しかし全国調査を見る限り、小学校の水泳授業そのものがすぐになくなるとは言い切れまい結果でした。

一方で、学校プールの老朽化や維持費、猛暑による授業中止、教員の負担などを考えると、これまでのように「各学校のプールで水泳授業を行う」という形は見直されていく可能性があります。

大切なのは水泳授業があるかないかだけでなく、子どもたちが安全に水と関わる力をどう学んでいくか。

今後も、各自治体や学校がどのような形で水泳授業を続けていくのか、注目していきたいですね。

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シンナモ
シンナモ

ここまで記事を読んでくれてありがとうなも!

シンナモ
シンナモ

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