暑い夏になると、冷たいアイスが食べたくなりますよね。冷凍庫から取り出したアイスをゆっくり味わっていたら、あっという間に溶けて手がベタベタ……なんて経験をしたことがある人も多いのではないでしょうか。
そんな中、ちょっと変わったアイスとして注目されているのが「葛アイス」です。
葛アイスは、その名前の通り「葛粉」を使って作るアイス。普通のアイスとは違い、時間がたっても液体になりにくく、独特のもちもち・ぷるぷるとした食感を楽しめるのが特徴です。
今回は、そんな葛アイスの特徴や作り方、そして葛アイスの歴史について紹介します。
葛アイスってどんなもの?
葛アイスを一言で表すなら、「葛粉を使った溶けにくいアイス」です。
葛の性質のおかげで、葛アイスは普通のアイスとは違った食感になります。
冷凍庫から出した直後はひんやりとしたシャリッと感があり、少し時間がたつと、葛餅のような「もちっ」「ぷるっ」とした食感を楽しめます。葛粉を使った和菓子になじみがある人なら、イメージしやすいかもしれません。
また、フルーツなどを加えると見た目もカラフルになります。牛乳を使った白い葛アイスに赤や黄色のフルーツを入れたものや、あんこ・抹茶を組み合わせたようなアレンジもあります。

さらに、溶けにくいため手がベタベタになりにくく、普通のアイスとは違った食べやすさも魅力です。

見た目もかわいいなも!
葛アイスはどうやって作る?
では、家庭でも作れる葛アイスの作り方を見てみましょう。
用意する材料は葛粉8g、牛乳100g、砂糖15g、そして好みのフルーツなどです。

まず、鍋に葛粉、牛乳、砂糖を入れて混ぜます。葛粉はそのままではダマになりやすいため、最初によく溶かしておくことがポイントです。
そして火にかけ、しっかり加熱しながら混ぜていきます。葛粉は加熱することでとろみが出てくるため、焦げ付かないように混ぜ続けます。
このとき大切なのが、ダマを残さないこと。参考動画でも、鍋の中身をしっかり混ぜて、なめらかな状態にしていました。

ダマが残ると食感が悪くなるから気をつけるなも

十分に加熱してとろみがついたら、アイスキャンディー用の型などに流し込みます。フルーツを入れる場合は半分ずつに分けて間にフルーツを挟みましょう。アイス用の棒を差して冷凍庫で冷やし固めれば、葛アイスの完成です。アイス用の棒がなければ、割り箸などを代用してもよいでしょう。

牛乳の代わりに水を使うこともでき、味の好みに合わせてアレンジできます。フルーツの種類を変えたり、抹茶やあんこを加えたりすれば、和風スイーツらしい葛アイスにもできます。


ん~甘いアイスを食べた後のお茶は最高なも!

溶けにくいから、ゆっくりお茶を飲みながら食べるのもいいなも!
なお、葛粉を使ったアイスは、葛粉だけでなく寒天などを組み合わせた商品もあります。材料によって固まり方や食感、形の保ちやすさなどは変わるので、「葛アイス」といっても商品やレシピによって少しずつ違いがあります。
葛アイスの歴史
葛アイスですが、実は最近生まれたもの……というわけではありません。
葛アイスは1980年代に、仙臺屋総本店(神奈川県川崎市)で生まれました。(仙臺屋総本店は2012年に閉店したそうです)
ある日、職人の1人が余った葛切りとフルーツを誤って冷凍庫にしまってしまいました。
しかし、食べてみたら意外とおいしい。「これならおいしいお菓子を作れるのでは?」と試行錯誤してできたのが仙臺屋の「葛シャリ」という商品です。
その後「葛シャリ」はだんだんと他のお菓子屋さんにも広がっていきました。1999年にテレビ番組『ぶらり途中下車の旅』で紹介され、一躍有名になりました。放送後には、日によって1000本以上売れたこともあったそうです。

特にフルーツを使ったカラフルな見た目も魅力のひとつです。
まとめ
葛アイスは、葛粉の「加熱するととろみがつき、固まる」という性質を利用した、ちょっと変わった冷たいスイーツです。
普通のアイスのように時間がたつとすぐ液体になるのではなく、やわらかくなりながら形を保ちやすいのが特徴です。そのため、シャリッとした冷たさと、もちもち・ぷるぷるとした葛ならではの食感を同時に楽しめます。
しかも、葛粉、牛乳、砂糖などを使って家庭でも作ることができます。フルーツや抹茶、あんこなどを加えれば、自分好みの葛アイスにすることも可能です。
「葛粉」と聞くと、葛餅や葛切りなど昔ながらの和菓子を思い浮かべるかもしれません。しかし、葛アイスはそんな葛粉を使った新しい楽しみ方のひとつです。
普通のアイスとはちょっと違う食感を試してみたい人は、この夏「葛アイス」を作ってみてはいかがでしょうか。
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