ぶっちゃけ
サグラダファミリア、まだ完成してません。ちょっと情報が錯綜してます。順に見ていきましょう。
そもそもサグラダファミリアって?
ざっくりいうとスペインにあるめちゃくちゃでかい教会です。

「サクラダリセット」って作品も、サグラダファミリアから着想を得たんだって!
サグラダファミリアの詳しい話
1984年に世界文化遺産に制定され、2005年には地下聖堂と生誕のファザードも含めて「建築家アントニ・ガウディの作品群」として拡張登録されています。アントニ・ガウディとはサグラダファミリアを最初に設計した偉大な建築家です。
サグラダファミリアは教会でも、「贖罪教会」に分類されます。これは個人からの寄付(喜捨)や個人の拝観料のみで運営している教会のことです。普通は信者の継続的な献金や国の税金の一部を収入にしますが、「贖罪教会」として成り立つのはサグラダファミリアならではでしょう。

「贖罪教会」って言っても、贖罪しか受け付けてない教会じゃないなも!拝観料を払えば中も見学できるなも!
構造を一言で表すのは難しいですが、外観で目立つのは大きな18本の塔です。この18本の塔は
・十二使徒(12本)
・福音書記者(4本)
・聖母マリア
・イエス・キリスト
を表していて、キリスト教(カトリック)の信仰を強く象徴する造りになっています。
ちなみに十二使徒のうち聖ペトロ・聖パウロ・聖アンデレ・聖ヤコブの塔が完成していないので、現在14本しかできてません。
なんでサグラダファミリアが話題になってるの?
実はこのでかい教会、未完成です。現在進行形で工事中です。
1882年に着工されたので、2026年時点で144年工事が続いていることになります。日本で言うと明治15年に工事を始めた計算に。マジか。
ちなみにでかいから完成しないのではありません。作ってる途中にスペインで内戦が起きて設計図がどっかいったり、だんだん技術が発展して「こうやって作った方がよくね?」とかいって途中から作り方変わったり、真下に地下鉄を通す話が出てもめたり、建築許可を受けたのが100年以上前のせいで許可した自治体がなくなっていて違法建築状態になっていたり、……とにかくいろんな歴史があって世界には「永遠に工事が終わらない建物」という認識が広まりました。
建物の規模がでかすぎて、新しいところを造る工事と並行して最初に造った古いところを修繕する工事が行われているといわれています。「永遠に工事が終わらない」というのもあながち間違いではないのかもしれません……。

「その作業いつ終わりそう?」「サグラダファミリアが完成しても終わりそうにありません!」と、気の遠くなる作業のたとえに使われるようになってしまったなも……
サグラダファミリア違法建築問題
2006年、高速鉄道AVEを敷設するためサグラダファミリアの直下にトンネルを掘る話が持ち上がります。教会建設側はやめてほしいと地元の自治体などに働きかけたものの拒否されてしまいます。
その一連のやり取りで浮かび上がったのが、「あれ、サグラダファミリアって地元バルセロナの行政に建築許可取ってなくね……?」という問題です。実は1885年にしっかり地元の自治体に許可は取っていたのですが、その自治体がバルセロナに吸収合併された際に必要な処理がされていなかったというのです。結果、バルセロナに許可を取っていないのに工事が進む違法建築物状態になってしまいました。
調査ののち、一旦サグラダファミリア特別法を制定し合法状態になります。そしてサグラダファミリア管財当局がバルセロナ市当局にお金を払って建築許可を得ることで合意し、2019年にようやく建築許可が下りました。

今更「実は違法でした」なんていわれても困るよね……
遂に……!?
先日こんな投稿が話題になりました。
しかし……
記事を読めばわかる通り、「完成したのはイエスの塔部分」のみで、全部完成するわけじゃありませんね。しかもイエスの塔は2026年2月に完成してます。6月に行われるのは「イエスの塔完成記念式典」です。紛らわしい書き方はやめてほしいですね。
なお、イエスの塔が完成したことでサグラダファミリアは世界一高い教会になりました。その高さなんと172.5m。ちなみにこれまでの1位はドイツのウルム大聖堂で、161.5mでした。こんなに高いところで作業する職人さんは怖くないのでしょうか?
ちなみに全体の完成は2035年見込みだそうです。当時「300年はかかる」といわれていたものが、現代の技術の発展で約150年まで縮みました。天国のガウディも微笑んでくれることでしょう。
最近のテクノロジー事情
建築のところでも触れましたが、技術の革新が起こって前あったものの代わりに新しいものが台頭することは少なくありません。最近はメガネがスマホの働きをするようですね。こちらの記事も見てみてはいかがでしょうか。



