電子レンジで食べ物を温めるとき、「ラップをふんわりかけてください」と書かれているのを見たことはありませんか?
自分ではラップをふんわりかけているつもりでも電子レンジから容器を取り出すと、容器や食材に密着していることはありませんか。
このラップがピタピタになる問題に、SNSで共感の声が上がっています。

実は私もラップのピタピタになる問題の経験が何度もあります。「どうしたらこのラップのピタピタになる問題は解決できるのか」とこの記事を読んでいたところ、実は正しくラップがかけられていなかったことが分かりました。
今回は、正しく「ふんわりラップ」をかける方法や、ラップが密着したときの危険性について解説します。
正しい「ふんわりラップ」のかけ方
「ふんわりラップをかける」という説明を見ると、容器の周りを密着させずにかけていることが多いのではないでしょうか。
「ふんわりラップをかける」の正しいかけ方は、ラップは容器の縁に軽く密着させつつ、上部にゆとりを持たせてかけます。


私も容器にラップを密着させずにラップをかけてたよ…。

どうして「ふんわりラップをかける」必要があるなもか?
ラップがピタピタになったらいけないなもか?
なぜ「ふんわりラップ」をかけるのか
ラップをふんわりかける理由のひとつは、加熱によって発生する蒸気でラップに強い圧力がかかるのを防ぐためです。
ラップをピンと張った状態でかけると、食品から発生した蒸気によってラップが押し上げられ、裂けることがあります。そのため、容器の上部に余裕を持たせて、少しゆるめにラップをかけることが大切です。
また、ふんわりとラップをかけることで食材の乾燥を防ぎ、しっとりと温めることができます。
ふんわりラップをかけることは、安全性と仕上がりの両立につながります。
電子レンジでラップが密着する理由

電子レンジは、食材に含まれる水分子を振動させて加熱する仕組みです。温度が上昇すると、食材の内部では水分が蒸気となって発生します。食品内部から発生した水蒸気が膨張するとラップに圧力がかかります。
加熱が終わり、容器を電子レンジから取り出すと、内部の温度が下がり、水蒸気の一部が水滴に戻ります。このときに、水蒸気によって膨張した空間がなくなるためラップが容器や食材に密着してしまいます。
加熱後にラップが密着するのは自然な現象ですが、加熱中に密閉状態になることが危険につながります。
電子レンジでラップを使うときに注意したい危険
① 蒸気によるやけど
ラップの中にたまった蒸気は非常に高温です。開けた瞬間に一気に噴き出すと、やけどの原因になります。
すぐに開けずに数秒待ってからラップを開けると安全です。また、端からゆっくり開けるようにし、ラップの開け口には顔を近づけないようにしてください。
② 食品の破裂・飛び散り
卵やトマト、ソーセージなど、殻や皮で覆われた食材は圧力が高まることで破裂することがあります。実際に、電子レンジで卵が破裂する危険性も報告されています。
殻や皮のある食材を加熱するときには、電子レンジや食品メーカーが推奨する加熱方法に従いましょう。
③ ラップの溶け・変形
油分が多い食品などは高温になりやすく、ラップが溶けてしまうことがあります。
揚げ物はラップをかけずに温めることでカリッとした衣の食感を残すことができます。ラップをかけて温める場合には、深めの耐熱容器にいれて温めるようにしてください。
NGなラップの使い方
次のような使い方は危険なので注意しましょう。
- 容器を完全に密閉する
- ラップを強く引っ張って密着させる
- 食材にぴったり押し付ける
- 油分の多い食品に直接触れさせる
こうした使い方は、事故やトラブルの原因になります。完全に密閉すると蒸気が逃げず危険です。水蒸気の逃げる空間が十分に確保できるように、「ふんわりラップをかける」ようにしましょう。

揚げ物はラップをかけずに温めたほうがいいなもな。
ほかにもラップをかけないほうがいい場合があるなもか?
ラップをかけなくてもいい場合
食材を温めるときにはラップをかけた方がいい場合と、かけなくてもいい場合があります。
ラップをかける効果は、水分が保たれることやしっとりと仕上がることです。水分を逃がさずしっとりと仕上げたい場合にはラップをかけることをお勧めします。例えば、冷凍ご飯や蒸し料理、煮魚、煮物などはラップをかけて温めた方がおいしく温められます。
ラップをかけずに温めた場合には、水分が蒸発しやすいので水分を飛ばしてパリッと仕上げることができます。焼き魚や揚げ物はラップをかけずに温めると食感を残すことができます。
ラップ以外の代替方法
ラップの使い方に不安がある場合は、他の方法を使うのもおすすめです。
例えば、電子レンジ用のフタを使えば、適度に蒸気を逃がしながら加熱することができます。また、シリコン製のカバーも繰り返し使えるため便利です。
さらに、キッチンペーパーを使う方法もあります。厚手の濡らしたキッチンペーパーで食材をくるむと、野菜の下ごしらえや蒸し料理ができます。ただし、「電子レンジ使用不可」のキッチンペーパーもありますので、電子レンジ対応のキッチンペーパーであることを確認してから使用してください。
用途に応じて使い分けることで、より安全で快適に電子レンジを活用することができます。
参考資料:LIMO、旭化成ホームプロダクツ、Panasonic、国民生活センター、TDK corporation、ベネッセ教育情報、アイリスプラザ、サンキュ!、ディノス、ハイアール日本地域
まとめ
「ふんわりラップをかける」の正しいかけ方は、ラップは容器の縁に軽く密着させつつ、上部にゆとりを持たせてかけます。電子レンジの加熱によって発生した蒸気によってラップに強い圧力がかかるのを防ぐために、ラップの上部にゆとりを持たせることが大切です。
やってしまいがちな「容器の周りを密着させずにラップをかける」では、加熱したときに食材が乾燥したり加熱ムラが起きてしまう可能性があります。
正しくラップをかけることは、食品の水分を保っておいしく温めるだけでなく、加熱中にラップへ強い圧力がかかるのを防ぐことにもつながります。
正しい「ふんわりラップをかける」方法を今日から実践し、安全においしいご飯を作りましょう。
これにも共感⁉
「ラップのピタピタになる問題」以外にも、共感できるエピソードがあります。
こちらの記事では洗い物についての共感エピソードが紹介されています。
ぜひ読んでみてください。


