ついに日本でもヒートドーム現象!欧州との違いを解説

障がいコラム

連日連夜、暑い日が続いています。

暑さが続いている中、今後の暑さの予想が発表されました。

西日本から東海はヒートドームの中で猛烈な暑さが長く続く 崩すとしたら来週初めに日本接近の台風13号か(饒村曜) - エキスパート - Yahoo!ニュース
西日本から東海はヒートドームの中 令和8年(2026年)7月後半は、西日本から東海で猛烈な暑さが長く続いています。 最高気温が40度以上の酷暑日は、7月21日から25日までの5日連続と、27日、28日

この記事は気象予報士の饒村曜さんによって発表されました。饒村さんは気象庁に入職後、福井県、和歌山県、静岡県、東京航空地方気象台長をされていた方です。台風進路予報の予報円表示や防災情報の発表とその改善もされてきました。

饒村さんによると、西日本や東海地方を中心とした暑さはしばらく続くそうです。その原因として、西日本から東海地方がヒートドームに覆われていることが挙げられています。現在あるヒートドームを崩せる可能性があるのは台風13号であり、台風の動きによって今後の天気が大きく変わる可能性があるようです。

ヒートドーム現象って欧州の話じゃなかったの?

ヒートドーム現象は欧州の話だけじゃないなも。

でも、欧州と日本では違いがあるなも。

近年、世界各地で「ヒートドーム現象」という言葉を耳にする機会が増えました。欧州では40℃を超える異常な高温が発生し、日本でも35℃以上の猛暑日が当たり前のように続いています。

ヒートドーム現象の仕組みは欧州でも日本でも同じですが、暑さの特徴や人体への影響には大きな違いがあります。

今回は、欧州と日本のヒートドーム現象の違いについて詳しく解説します。

参考資料:Weather Map

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ヒートドーム現象とは

ヒートドーム現象とは、上空に強い高気圧が長期間居座ることで、熱が地表付近に閉じ込められ、特定の地域を熱い空気で覆う現象です。

通常、空気は上昇や下降を繰り返しながら循環しています。しかし、強い高気圧が発達すると、上空から空気が下降します。下降した空気は圧縮されることで温度が上昇し、さらに雲が発生しにくくなるため、太陽の強い光が地面に届きます。

その結果、

  • 気温が急上昇する
  • 暑さが長期間続く
  • 夜になっても気温が下がりにくい

という状態になります。

まるで熱を閉じ込める「ドーム」のようになるため、ヒートドームと呼ばれています。

参考資料:Evergreen気象予報士アカデミー

欧州のヒートドーム現象の特徴

@画像はGeminiで作成

欧州で発生するヒートドームの大きな特徴は、乾燥した空気の中で気温が急上昇することです。特にスペインやフランスなどでは、夏になると40℃を超える気温が観測されることがあります。

欧州の暑さは、

  • 湿度が低い
  • 空気が乾燥している
  • 強い日差しによって気温が上がる

という特徴があります。

湿度が低いため、日本のような「蒸し暑さ」は少ない場合があります。

しかし、乾燥した暑さにも危険があります。

特に問題になるのが、山火事の発生です。高温と乾燥が重なると、植物や森林が乾燥し、火災が発生しやすくなります。

参考資料:weathernewsEvergreen

日本のヒートドーム現象の特徴

@画像はGeminiで作成

一方、日本の夏の大きな特徴は高温に加えて湿度が高いことです。

日本周辺には海が広がっているため、夏になると大量の水蒸気を含んだ空気が流れ込みます。

そのため日本では、

  • 気温35℃以上
  • 湿度70%以上
  • 風が弱い

という非常に厳しい環境になることがあります。

日本の暑さが危険と言われる理由は、単純な気温だけではありません。

人間の体は、汗を蒸発させることで体温を下げています。しかし、湿度が高いと汗が空気中へ逃げにくくなり、体温調節が難しくなります。その結果、熱中症のリスクが高まります。

参考資料:Evergreen

欧州と日本のヒートドームの違い

「ヒートドーム現象」は、欧州でも日本でも基本的な仕組みは同じです。
ただし、暑さの質・発生しやすい条件・影響の出方には大きな違いがあります。

比較欧州日本
暑さの特徴乾いた猛烈な暑さ湿った蒸し暑い暑さ
湿度低いことが多い高い
最高気温40℃超えが発生しやすい35℃以上の猛暑日が多い
夜の暑さ日没後に下がりやすい地域もある夜も気温が下がりにくい
主な原因大陸の乾燥した空気+高気圧太平洋高気圧+湿った空気
体感日差しが強く「焼ける暑さ」湿気で汗が乾かず「まとわりつく暑さ」

① 欧州は「乾燥した高温」が特徴

欧州のヒートドームでは、スペインやフランスなどで40℃を超える気温が観測されることがあります。

特徴は、

  • 湿度が低い
  • 空気が乾燥している
  • 日陰に入ると比較的楽に感じる場合がある
  • 山火事の危険が高まる

ことです。

特に地中海沿岸では雨が少ない時期と重なるため、森林火災につながりやすい傾向があります。

② 日本は「湿度による危険な暑さ」が特徴

日本の場合、ヒートドームだけでなく、周囲の海から湿った空気が入りやすいことが大きな違いです。水蒸気には熱をため込む性質があります。

そのため、

  • 気温35℃以上
  • 湿度70%以上
  • 夜間も気温が下がらない

という状況になりやすくなります。

湿度が高いと汗が蒸発しにくいため、体温を下げにくくなります。
同じ気温でも、日本の夏は体感温度が高くなりやすいのです。

③ 日本では「夜の暑さ」が大きな問題

欧州の内陸部では昼間に40℃近くまで上がっても、夜に気温が下がる地域があります。

欧州の多くの地域(特に内陸部)は「大陸性気候」です。この気候は「昼暑くなりやすく、夜冷えやすい」ことが特徴です。そのため、欧州では夜になると暑さが緩和されることもあります。

また、空気が乾燥しているため熱が逃げやすく、日中の日差しがなくなると気温が下がりやすくなります。

しかし日本では、

  • 海からの暖かい風
  • 都市部のアスファルトや建物の蓄熱
  • 湿った空気

によって夜間も暑さが残ります

都市部ではヒートアイランド現象も加わり、熱がこもりやすくなります。

また、水蒸気は熱をため込む性質があるため、日本では夜になっても気温が下がりにくく、熱帯夜が続きやすくなります。

ヒートアイランド現象とは、建物から他のものへ伝わる熱や排熱を原因として気温が上昇する現象なも。

@画像はGeminiで作成

④ 日本のヒートドームは「太平洋高気圧」と関係が深い

@画像はGeminiで作成

日本の夏は、

太平洋高気圧(暖かく湿った空気)

上空の高気圧(熱を閉じ込める)

が重なることで、猛烈な暑さになることがあります。

さらに日本付近は海に囲まれているため、水蒸気が供給されやすい点も欧州とは異なります。

参考資料:weathernewsEvergreen気象庁キッズネット地球環境研究センター

まとめ

ヒートドーム現象は、欧州でも日本でも「強い高気圧によって熱が閉じ込められる」という同じ仕組みで発生します。

しかし、暑さの特徴には違いがあります。欧州のヒートドームは「気温の高さと乾燥」が特徴であり、日本のヒートドームは「高温と湿度の高さ」が特徴でした。

暑い夏から身を守るためには、水分・塩分補給、エアコンや扇風機の使用、夜間の温度管理も気をつけていきたいですね。

ヒートドーム現象の詳細はこちら

こちらの記事では、ヒートドーム現象の発生の仕組みについて詳しく説明されています。

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