皆さん、こんにちは。
今回は、フランスで話題となっている「ドラゴンボールのテーマパーク」についてのお話です。
2026年8月「フランスに『ドラゴンボール』のテーマパークができる!」というニュースが国内外で大きく報じられました。
ところがその後、東映アニメーションが、「当該案件に関して一切のライセンス許諾を行っていない」と発表。
「じゃあ、ドラゴンボールのテーマパークができるという話は何だったの?」「フランス側が許可を取らずに進めていたの?」と混乱が生まれる事態に。
先に現在の状況を整理すると、フランス政府とサウジアラビアのQiddiya Investment Company(QIC)が、大型エンターテインメント施設の開発を検討するMOU(覚書)を締結したこと自体は事実です。
しかし、その施設で『ドラゴンボール』を使用することについては、東映アニメーションが「一切のライセンス許諾を行っていない」と明言しています。
では、なぜ「フランスにドラゴンボールテーマパーク」という話がここまで広がったのでしょうか。
現在分かっている事実を整理していきます。
東映アニメーションの公式発表はこちらから
東映アニメーション「一切のライセンス許諾を行っていない」
まず押さえておきたいのが、2026年8月31日に東映アニメーションが発表した公式声明です。
東映アニメーションは「フランスにおける『ドラゴンボール』テーマパーク建設報道に関する当社の見解」を発表。
同社ならびに権利元関係各社は今回の案件について、
「一切のライセンス許諾を行っておらず」東映アニメーションが把握している事実もないと説明しています。

ここでいうライセンスとは、簡単にいえば『ドラゴンボール』の名前やキャラクター、世界観などを商業施設で使用するために必要となる権利者側からの許可です。
つまり、フランスで何らかのテーマパークや娯楽施設を作る構想があったとしても、それだけで『ドラゴンボール』を使えるわけではありません。
では、フランス側では実際にどんな話が進んでいるのでしょうか。

ど、どういうことなも~!?フランス側が勝手にやっちゃってるなも!?

なかなか複雑そうな話なも…
フランスでは何を作ろうとしている?
2026年8月24日、フランス政府とQiddiya Investment Company(QIC)は、フランスで新たな複合型エンターテインメント施設の開発を検討するMOU(覚書)を締結しました。ニュースはこちらから
QICは、サウジアラビアでエンターテインメントやスポーツなどの大型開発を手掛けている企業です。
現時点(記事執筆時2026年9月7日)では、すべての施設内容や契約が決まった最終契約ではありません。
QICによると、ここからプロジェクトの範囲や開発方式、契約の枠組みなどを具体化していく段階です。
翌25日に公表されたフランス・サウジアラビアの共同声明では、セルジー=ポントワーズに、
- 最大3つの大型エンターテインメント施設
- ホテル
- レジャー施設
- 文化施設
- スポーツ施設
などを組み合わせた大型開発構想が示され、開発期間全体では、約60億ユーロ規模が想定されています。

60億ユーロは日本円換算で、日本円で1兆円を超える規模なも…とてつもない規模のプロジェクトなもね…
そして、ここで重要なのが、
フランス・サウジアラビアの共同声明にも、QICのMOU発表にも「Dragon Ball」という名称は書かれていない
ということです。



どこにもドラゴンボールって単語が出てきてないなもね……なんで急に、「ドラゴンボールのテーマパーク」なんて話になったなも?
なぜ「ドラゴンボールパーク」と広まった?
今回ややこしいのが、正式な公開文書にはDragon Ballと書かれていない一方で、フランス側からDragon Ballの名前を具体的に出した発信も行われていたことです。
地方政府側は「Dragon Ballパーク」と発信
イル=ド=フランス地域圏議会議長のヴァレリー・ペクレス氏は、Dragon Ballがイル=ド=フランスにやって来るという趣旨で計画を紹介しました。
さらに、イル=ド=フランス地域圏の公式サイトにも、「Dragon Ballパークを含む3つの新しいテーマパーク」という内容の発表が現在も掲載されています。
つまり、フランス政府とQICの正式文書には作品名がない一方で、地方政府側ではDragon Ballパークとしてかなり具体的に紹介されていたわけです。


ガッツリ「Dragon Ball」って載ってるなも!
Reutersも「Dragon Ball Zに着想を得た計画」と報道
さらにReutersは8月24日、エリゼ宮の説明として、今回のプロジェクトについてDragon Ball Zの世界に着想を得たテーマパーク計画だと報じました。


ここまでしっかり報道されたら、広まらない方が難しいなもね…
ここが非常にややこしいところで、
報道や地方政府側の発信では「Dragon Ball」表記なのに、フランス政府とQICが公開した正式文書では作品名なしという状態になっていました。
こうした発信を受けて、「フランスにドラゴンボールテーマパークが正式決定した」とする情報が広く伝わっていったとみられます。
しかし、その直後にLe Mondeが日本側の権利者から許可を得ていないと報道し、最終的には東映アニメーション自身が「一切許諾していない」と明らかにした、という流れです。
フランスが故意に許諾なしでやろうとしていたわけではない?
東映アニメーションは「一切のライセンス許諾を行っていない」としていますが、フランス側が無許可のまま建設を進めていたと確認されたわけではありません。
実は東映アニメーションが公式声明を出す前の2026年8月25日、フランスの大手紙Le Mondeも、日本の権利元から必要な許可をまだ得ていないと報じています。
Le Mondeによると、Qiddiya Investment Companyが進めるフランスの計画には、Dragon Ballのキャラクターやブランドを使用するための許諾がまだないと、事情を知る複数の関係者が証言したとのこと。
さらに同紙は、QICやフランス大統領府の公式発表には「Dragon Ball」の名前が記載されていない一方で、報道や周辺の発信ではかなり具体的に「Dragon Ballパーク」と伝えられていた点も指摘。
そのためLe Mondeは、今回の情報発信について「時期尚早だった可能性」を示唆しています。

フランス国内ではまだ必要な許可をもらってないよ!って指摘もあったなもね!

そう考えると、やっぱり“無許可で強行”というより、正式な許諾前に発表だけが先に進んじゃった感じなのかもね。
ちょっと補足:サウジアラビアのドラゴンボールテーマパークは別の話
ちなみに、2024年にも「サウジアラビアにもドラゴンボールのテーマパークができる」という話を聞いたことがある方もいるかもしれません。
こちらは、今回フランスで報じられた計画とは別のプロジェクトです。
サウジアラビアのQiddiya Cityでは、2024年3月に東映アニメーションとの提携に基づく『ドラゴンボール』テーマパークが正式発表されています。
50万㎡を超える敷地に複数のテーマエリアやアトラクション、高さ約70mの神龍などが計画されている大型施設です。
また、東映アニメーションによると、フランスのDragon Ballパーク報道で使われたコンセプト画像や映像の中には、実際にはサウジアラビア・Qiddiya City版の素材が含まれていたとのこと。

つまり、サウジ版は正式に発表されている別プロジェクトで、今回のフランスの話とは分けて考える必要があります。
じゃあ「フランスのドラゴンボールパーク」は中止になった?
2026年9月7日時点で、「フランスのドラゴンボールテーマパークが中止になった」という公式発表は確認できません。
そもそも東映アニメーションは、フランスの案件について「一切のライセンス許諾を行っていない」と発表しています。
つまり「正式決定していたドラゴンボールパークが中止になった」というより、そもそも正式な許諾を得た『ドラゴンボールパーク』として成立していたと確認されていません。
一方、フランス政府とQiddiya Investment Company(QIC)が締結したMOUは現在も確認でき、QICは大型エンターテインメント施設について、事業内容や開発方式などをこれから具体化していく段階と説明しています。
そのため現在は、
大型開発の検討 → 継続中
Dragon Ballの許諾 → なし
Dragon Ballパークの中止 → 公式発表なし
という状態になります。

中止になったわけではなさそうだけど、先行きが不安なもね~…

どうなるか分からないけど…いい方向にまとまってほしいなも!
まとめ|大型開発の話は本当、でも「ドラゴンボール」は許諾されていなかった
今回は、フランスで話題となった「ドラゴンボールテーマパーク」について、現在分かっている事実を整理しました。
フランス政府とQiddiya Investment Company(QIC)が、大型エンターテインメント施設の開発を検討するMOUを締結したこと自体は事実です。
しかし、「ドラゴンボール」を使用することについては、東映アニメーションが「一切のライセンス許諾を行っていない」と発表しています。
今回のポイントは「フランスで大型施設を開発する話」と「ドラゴンボールのテーマパークが正式決定した話」は別だったという点。
現時点では「ドラゴンボールパークが中止になった」という発表もなく、今後ライセンスを取得するのか、別のテーマになるのかも分かっていません。
正式な許諾より先に「Dragon Ballパーク」という情報が大きく広まってしまった今回の騒動。今後、フランス側やQIC、権利元からどのような続報が出るのか注目です。
合わせて読みたい

ここまで記事を読んでくれてありがとうなも!

下記記事では、ホロライブ公式が二次創作ガイドラインを改訂!国内で高まる二次創作ブームに対応する形になったなも!
この記事とガイドラインを読んで、ルールを守って創作を楽しむなも~!



