皆さん、こんにちは。
今回は、大きな話題となっている「将門塚(まさかどづか)の祟り」についてのお話です。
2026年8月19日、東京都千代田区大手町にある将門塚で、動画配信者の男性が石碑によじ登って抱きつき、奇声を上げるなどする様子をライブ配信しました。
将門塚は平安時代の武将・平将門を供養する場所で、古くから「祟り」や「怨霊」にまつわる伝説が残っています。
そのため今回の行為には批判が相次ぎ、将門塚を管理する史蹟将門塚保存会も警視庁丸の内署に相談したと報じられています。
さらに注目されているのが、国税庁の公式サイトにも将門塚の「たたり」についての記述があること。
今回は、将門塚とはどんな場所なのか、どのような「祟り」の噂が残っているのか、そしてなぜ国税庁の公式サイトにまで「たたり」の記述があるのかを分かりやすく解説します。
本記事はこちらのニュースを参考に作成しています。
将門塚とは?
将門塚は東京都千代田区大手町にある平将門を供養する史跡です。
東京都の文化財データベースでは「都指定 旧跡」に指定されており、現在は史蹟将門塚保存会によって守られています。

平将門は平安時代中期、関東地方で勢力を拡大した武将です。
939年には関東の国府を攻略して自ら「新皇」と称するも、朝廷から反乱とみなされ、940年に藤原秀郷や平貞盛らとの戦いで討たれました。
その後、将門の首は京都でさらされたとされています。
そしてここから先には、有名な伝説があります。
京都にあった将門の首が故郷である東国を目指して空を飛び、現在の大手町付近に落ちたというものです。
もちろん史実として確認されている出来事ではなく、あくまで古くから伝えられてきた伝説です。

く、首が飛んでった!?どういう事なも!?

想像したら怖すぎるなもね…
千代田区観光協会でも、こうした「将門の首が東国へ飛んだ」という逸話が伝説として紹介されています。
現在の将門塚は、大手町の高層ビルに囲まれた一角にありながら、平将門を供養する場所として大切に守られています。
国税庁HPにも「たたり」の記述がある?
今回の報道を見て目を引かれるのは「国税庁HPにも『たたり』の記述がある」という点。行政機関でもある国税庁がなぜ「たたり」という記述までして、紹介しているのか。実際にHPで調べてみました。
本当に国税庁公式サイトで紹介されている
国税庁の公式サイトには、税務大学校が公開している「税の歴史クイズ」というコンテンツがあります。
歴史の中で社会と税がどのように関わってきたのかを、クイズ形式で紹介するページです。

その中にある「大手町の首塚」というページでは、今回話題になっている将門塚(平将門の首塚)について紹介されています。


たたりって言い方、ちょっと不気味で怖いなも…

国の行政機関である国税庁の公式サイトに「たたり」という言葉がでてくるなんて、ちょっとビックリするなもね…。
今回の騒動を受けて掲載されたものではない
ただし、ここには大きな注意点があります。
このページは2026年8月に起きた今回の配信騒動を受けて国税庁が新しく掲載したものではありません。
国税庁の一覧を見ると、「大手町の首塚」は2011年10月の「税の歴史クイズ」として公開されています。
つまり、
「将門塚で迷惑行為が起きたため、国税庁が祟りについて注意喚起した」
というわけではないのです。
では、税金を扱う国税庁が、なぜ15年近く前から将門塚について紹介しているのでしょうか。
将門塚の祟りとは?どんな出来事が噂のきっかけになった?
では将門塚の「祟り」とは、具体的にどのようなものなのでしょうか。
国税庁HPでは、将門塚をめぐって「祟り」が噂されるようになった経緯として、いくつかの出来事を紹介しています。
きっかけの一つとされているのが、1923年に発生した関東大震災です。
震災によって大手町にあった大蔵省庁舎が焼失し、翌1924年に仮庁舎を建設することになりました。
国税庁によると、この工事の際に、敷地内にあった将門の首塚が取り壊されたとされています。
その後、1926年には大蔵大臣を務めていた早速整爾(はやみ・せいじ)が病死し、翌1927年には大蔵省の工事部長だった矢橋賢吉(やばし・けんきち)も亡くなりました。
こうした不幸が続いたことで、
「首塚を取り壊したことによる祟りなのではないか」
という噂が広がるようになり、1927年には鎮魂碑が建てられたとされています。

将門の首塚が取り壊された後に、関係者が2人もなくなったなも!?

ちなみに「祟りで亡くなった」と確認されているわけではないなも!早速整爾さんは病死とされていて、相次ぐ出来事から「祟りでは?」と噂されるようになった、というのが正確なも。
さらに1940年には、落雷によって大手町官庁街で火災が発生し、大蔵省庁舎も焼失しました。
太平洋戦争後には、米軍が将門塚周辺を整地しようとした際、ブルドーザーが横転し、運転者が亡くなる事故が起きたことも国税庁HPで紹介されています。
このように、
首塚の取り壊し
→ 大蔵省関係者の相次ぐ死
→ 大蔵省庁舎の火災
→ 戦後のブルドーザー事故
と、将門塚やその周辺で不幸な出来事が重なったことから、「将門塚の祟り」という噂が長く語り継がれるようになりました。
ただし、これらの出来事と将門塚との因果関係が確認されているわけではありません。
国税庁自身も、祟りが事実かどうかについては断定しておらず、あくまでこうした出来事をきっかけに「祟り」が噂された歴史として紹介しています。

祟りって決めつけることはできないけど、何だか背筋が冷えるような話なも…

そして時は過ぎて2026年8月…再び祟りと噂されることが起きたなも…
2026年にも「祟りでは?」と再び話題に
そして2026年8月、将門塚の「祟り」が再びSNSで注目されています。
きっかけとなったのが、冒頭でも紹介した動画配信者による迷惑行為です。
2026年8月19日、男性は将門塚の石碑によじ登って抱きつき、奇声を発するなどする様子をライブ配信しました。(現在、該当する元配信は確認できない状態となっています)
その後、本人はSNSで謝罪。
将門塚を管理する史蹟将門塚保存会の担当者も、警視庁丸の内署に相談したと産経新聞は報じられています。
さらに、この出来事の数日後には関東で大きな自然現象が相次ぎました。
8月21日・22日に関東で猛烈な雨
8月21日には、さいたま市付近で1時間に約110ミリの猛烈な雨が降ったとして、記録的短時間大雨情報が発表されました。
翌22日にも関東で激しい雷雨となり、東京都板橋区付近では1時間に120ミリ以上の猛烈な雨が解析され、記録的短時間大雨情報が発表されています。
8月23日には茨城県南部で震度5弱の地震
さらに8月23日午前2時ごろには、茨城県南部を震源とするマグニチュード5.9、最大震度5弱の地震が発生しました。
気象庁によると、震源の深さは約70kmです。
将門塚での迷惑行為から数日の間に、
迷惑行為
↓
関東で猛烈な雨
↓
再び猛烈な雨
↓
最大震度5弱の地震
と出来事が続いたため、Xではこれらを結び付け、「祟り?」「偶然とは思えない」といった声も見られるようになりました。
さらに、地震の震源は「茨城県南部」。茨城県坂東市周辺は平将門が本拠を置いたとされるなど、将門とゆかりの深い地域でもあることから、SNSではこの点にも注目が集まりました。
もう一つ興味深いのは、地震が発生した午前2時ごろは、一般に「丑三つ時」と呼ばれる時間帯にあたることです。
丑三つ時は、江戸時代まで使われていた時刻の数え方で現在の午前2時〜2時30分ごろにあたり、古くから怪談などでは幽霊や妖怪が現れる時間として語られてきました。
こうした偶然が重なったことも、SNSで「将門公の祟りでは?」という声が広がった一因とみられます。


す、すごい偶然が重なってるなも…もしかして、本当に祟りが…

そうと決めつけることはできないなも!これらの豪雨や地震と将門塚での行為との因果関係を示す科学的根拠は確認されていないなも。
気象現象や地震と今回の迷惑行為を、事実として結び付けることはできないから、あくまでそういった伝説がある…という感じで受け止めて欲しいなも!
まとめ:国税庁が「祟り」を認めているわけではない
今回は将門塚の「祟り」の噂や、国税庁HPにも「たたり」の記述がある理由について紹介しました。
国税庁の公式サイトに将門塚の「祟り」が紹介されているのは事実ですが、国税庁が祟りの存在を公式に認めているわけではありません。
かつて税務行政を担っていた大蔵省の敷地に将門塚があり、首塚の取り壊し後に関係者の死や火災、事故などが続いたことで、「祟りではないか」と噂されるようになった歴史が紹介されています。
そして今回、2026年には将門塚での迷惑配信の後に関東で猛烈な雨が相次ぎ、さらに平将門とゆかりの深い茨城県南部で、丑三つ時にあたる午前2時ごろに震度5弱の地震が発生したことで、SNSでは再び「将門公の祟りでは?」と注目が集まりました。
もちろん、これらの自然現象と将門塚での行為との因果関係を示す科学的根拠は確認されていません。
祟りを信じるかどうかは人それぞれですが、将門塚が長い歴史を持つ史跡であり、現在も平将門を供養する場所として大切に守られていることは確かです。
今回の騒動をきっかけに、将門塚にまつわる伝説だけでなく、その背景にある歴史にも目を向けてみると、また違った見方ができるかもしれません。
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