最近TikTokを見ていると、「ヤラララ、ヤラララ……」という印象的なフレーズを耳にする機会が急に増えたと感じている人も多いのではないでしょうか。
イラスト動画やアニメーション、ゲームの編集動画など、さまざまなジャンルの動画で同じ音源が使われており、「おすすめ欄がヤラララだらけ」という声も見られます。
実はこの楽曲は、ボカロファンの間でも急速に人気を集めており、Billboard JAPANの「ニコニコ VOCALOID SONGS TOP20」で首位を獲得。その後も2週連続で1位を記録するなど、大きな話題となりました。
では、「ヤラララ」とはどんな楽曲なのでしょうか。そして、なぜここまでTikTokで広まったのでしょうか。
TikTokではどんな動画に使われている?
「ヤラララ」が使われている動画で特に多いのは、
- イラストやアニメーション作品
- ゲームの編集動画
- ボカロ関連の動画
などです。
歌い手さんのカバーや、PVのパロディの例ですね。
また、多くの動画では曲の冒頭ではなく、サビ部分から使われているのも特徴です。
「ヤラララ」というフレーズから始まるため、スクロール中でも耳に残りやすく、短い動画でも印象を残せることが、TikTokとの相性の良さにつながっているのかもしれません。
「ヤラララ」ってどんな楽曲?
「ヤラララ(YARARARA)」は、韓国のクリエイター AnythingBecomeMoe(ABM)氏 が制作した楽曲です。
2026年5月に公開され、歌唱には重音テトSV(Synthesizer V)が使用されています。公開後はボカロファンの間で注目を集め、Billboard JAPAN「ニコニコ VOCALOID SONGS TOP20」では自身初となる首位を獲得。その翌週も首位を維持し、人気の高さを示しました。
TikTokでよく使われているのはサビ部分ですが、フルバージョンではその前後も含めて独特の世界観が展開されており、「TikTokで知ってからフルで聴きに行った」という人も少なくないようです。
なぜTikTokでここまで流行った?
では、なぜ「ヤラララ」はここまでTikTokで広まったのでしょうか。
考えられる理由はいくつかあります。
サビだけで成立する
ショート動画では、最初の数秒で視聴者の興味を引けるかが重要です。
「ヤラララ」は、多くの投稿でサビから使われており、最初から印象的なフレーズが流れるため、短い動画でも強いインパクトを残せます。
PVが印象的
AnythingBecomeMoe氏の独特な画風に、重音テトがひたすらゾンビを殴り倒し続けるという痛快なPVも一役買っているでしょう。赤を基調とした大胆な色使いやテンポの良い演出、激しいアクションが強いインパクトを与え、「ヤラララ」のサビと合わせて印象に残りやすいPVとなっています。
TikTokにはテンプレートも上がっていて、多くのクリエイターが重音テトの枠を好きなキャラクターに変えてパロディ動画を投稿しています。
TikTokならではの拡散
TikTokでは、一つの音源が人気になると、関連動画がおすすめに表示されやすくなります。
すると、
「動画を見る」
↓
「自分もこの音源を使う」
↓
「さらにおすすめに表示される」
という流れが生まれ、短期間で大量の動画に同じ音源が使われることがあります。
「ヤラララ」も、こうしたTikTokの拡散サイクルに乗ったことで、一気に知名度を伸ばしたと考えられます。
まとめ
「ヤラララ」は、AnythingBecomeMoe(ABM)氏が制作した重音テト歌唱のボカロ楽曲です。
独特のPVや中毒性の高いサビで人気になり、ボカロ界隈で注目を集めました。TikTokではサビ部分を中心に幅広いジャンルの動画で使われるようになりました。
特に印象的なのは、「歌ってみた」だけでなく、イラストやアニメーションなど創作系コンテンツのBGMとして広く浸透している点です。
さまざまな二次創作がつくられたことで「ヤラララ」はここまで多くの人に認知され、さらに多くの二次創作が作られ、……とTikTokで非常に存在感のある1曲になったようです。
TikTokのトレンドは移り変わりが早いことで知られていますが、「最近おすすめ欄でよく見かける曲」として、「ヤラララ」が2026年夏を代表する話題の音源の一つになっていることは間違いないでしょう。
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重音テトSVはSynthesizer Vなので厳密にはVOCALOIDではないのですが、世間ではVOCALOID、特に初音ミクの祭典「マジカルミライ 2026」が開催中ですね。これを機に広義のVOCALOID(合成音声ソフト)の世界に興味を持った方は訪れてみてもいいかもしれません。



