おおまかに
最近のネットで重音テトSVのように「SV」ってついているのを見かけたことがありませんか?
いわゆるSynthesizer Vのことですね。
最近の合成音声、「エンジン」によってざっくり6種類にわかれます。ここだけでも相当ややこしいですが見ていきましょう。
| エンジン | 開発元 | 代表キャラクター |
| VOCALOID | ヤマハ | 初音ミク・GUMI・flower |
| UTAU | 個人開発 | 重音テト(※無印) |
| Synthesizer V | Dreamtonics | 重音テトSV、Mai |
| CeVIO AI | CeVIOプロジェクト | 可不、星界 |
| VoiSona | CeVIOから派生 | 知声 |
つまり
重音テトSVや可不などは狭義にはVOCALOIDではありません。
だからといって重音テトSVや可不を使った楽曲を「ボカロ曲ではない」と切り捨てるのは違うんじゃないかな、筆者は思います。筆者の主観ですが。
わけわからんややこしいところ5選
①同じキャラクターが横断して開発される
例えばGUMI:VOCALOID→Synthesizer V、IA:VOCALOID→CeVIOといったように同じキャラが複数エンジンにいます。単純に便利だから開発されたんだと思いますが、聞いてる方からすれば「どっちなんだい!」ってなりますよね。
②よく名前が変わる
重音テトSVのようにエンジンが違うなら仕方ないんです。でもv flowerってお前誰やねん。筆者は思いました。
結論としては「flowerのアップデート版」だそうです。もう名前ワカンナイ……

かの有名楽曲「シャルル」でも動画内クレジットはv flowerになっていますね。
③現在の初音ミクはVOCALOIDエンジンではない(ことが多い)
は?初音ミクといえばVOCALOIDを代表する歌姫じゃないか!!!筆者もさすがに意味不明でした。
実は初音ミク開発元のクリプトンが、VOCALOIDエンジンに依存するよりもっと自由に歌わせてあげたいという野望を抱き始めます。そこで開発されたのが「Piapro Studio」。新しい勢力出ました。Piaproはクリプトン社製エンジンで、クリプトンのキャラクターを最大限生かしてあげられます。具体的には初音ミク・鏡音リン・鏡音レン・巡音ルカ・KAITO・MEIKOの6人ですね。初音ミクは2020年に発売された初音ミクNTで完全に独立しました。(Piapro専用)。他の5人はPiaproだったりVOCALOIDだったりどちらも使われているようです。
④違うエンジンでデュエットさせ始める
意味不です。ボカロPって1つのソフトで作詞・作曲して歌わせてるんじゃないの?筆者はそう思ってましたし、実際昔はそうだったようです。最近は「互換性」がよくなって違うエンジンでも組み合わせられるようになったみたいです。例えば筆者のお気に入り「メズマライザー」。Piaproの初音ミクとSynthesizer Vの重音テトSVを組み合わせた曲ですね。ボカロPはどうしてそんな複雑なのを組み合わせられるのでしょうか?
⑤知らない人(?)がいる
これは一昔前の話になりますが。VY2とか、VY1V3とか聞いたことありますか?有名どころではEZFGさんがよく使っていますね。でも名前からしても歌うキャラじゃなさそうだし、立ち絵も見たことない……
実はこの人たち、ヤマハが開発したボカロ(Vocaloid-Yamaha)なのですが、「キャラ付けや世界観関係なく純粋に音楽ライブラリとして使ってほしい」という理念のもと、立ち絵、キャラ付け等まったくされていません。わかるのは男声か女声かくらいですね。普段声からキャラクターを連想して音楽を聴いていると、「本当に誰?」となるのも致し方なし……かも?
結論
最近のVOCALOID界隈、もとい合成音声界隈はかなり複雑で理解するのがかなり大変です。Chat GPTも「曖昧です」って言ってました。
それよりも「このキャラはこういう声なんだ」「この子高い/低い音似あうよね」っていう知識の方が大事な気がします。
ただし合成音声ソフトを購入して楽曲制作する場合は、利用規約を必ず確認しましょう。無料版は商用利用不可のものが多く、有料版でもライブラリによって商用利用条件が異なります。
ついでに
著作権についてはこちらの記事で触れています。気になる人はぜひ見てみてください。



