クレジットカード決済代行会社「全東信」が破産申告!その影響は?

クレジットカード決済代行会社「全東信」が破産申告!その影響は? トレンド

さっきクレジットカードが使えなくて困ったよ…。

磁気がダメになったのかなぁ。

磁気じゃなくてこの問題なのかも。

先日、大手クレジットカード決済代行会社である「株式会社 全東信」が大阪地方裁判所に7月6日に破産申告をしたというニュースが流れてきました。

破産した「全東信」負債額1151億円、飲食店「倒産の引き金」恐れも…地方銀行にも影響広がる
【読売新聞】 クレジットカード決済代行会社「全東信」(大阪市)は6日、大阪地裁に破産を申請し、同日付で破産手続きの開始決定を受けた。決定を受け、飲食店などでは売上金が入金されなかったり、カード決済ができなかったりするケースが相次いで

大阪地方裁判所は同日7月6日に破産手続きの開始決定をしました。この決定を受けて店舗では売上金が入金されなかったり、カード決済ができないという状況が起こりました。

みなさんは全東信の破産手続きのニュースを聞いて、どうしてクレジットカードが急に使えなくなったのか分かりましたか?

今回の記事ではクレジットカードの仕組みから、破産手続きによってそのような影響があるのか、急にクレジットカードが使えない場合に備えて出来ることを説明していきたいと思います。

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なぜクレジットカードが使えなくなったのか

今回破産申告をした全東信はクレジットカード決済代行会社でした。

全東信の決済処理システムが止まったことに加えて、全東信の加盟店が代替の決済手段を持っていなかったためクレジットカードが使えないという状況になりました。

クレジットカード決済代行会社って聞いたことなかったよ。

今回クレジットカードが使えなくなった原因とどう関係しているの?

クレジットカード決済代行会社とは何か

クレジットカード決済代行会社とは、「お店とカード会社の間に入って、決済処理をまとめて代行する会社」のことです。

私たちがクレジットカードで支払いをした場合、カード会社が代金を直接立て替える場合とクレジットカード決済代行会社を通してカード会社が立て替える場合があります。

クレジットカード会社が直接代金を立て替える場合の仕組み

@画像はChatGPTで作成

① お店でカードを使う

商品を買うときにカードを出して支払いをします。
この時点では私たちの銀行口座からお金はまだ引き落とされていません。

② カード会社が立て替える

カード会社(例:三井住友カード や 楽天カード)が、私たちの代わりにお店へ代金を支払います。このとき、私たちは代金を支払っていませんが、店舗側はクレジットカードで決済後に代金が入金されます。

③ 利用額がまとめて請求される

私たちのクレジットカードでの支払いは1か月分の利用額がまとめられて、翌月などに「請求」として確定します。

④ 銀行口座から引き落とし

決められた日に、登録している銀行口座からお金が引き落とされて支払い完了です。

クレジットカード決済代行会社を通す場合の仕組み

@画像はChatGPTで作成

①お店でカードを使う

商品を買うときにカードを出して支払いをします。このとき、カード情報を入力・提示します。

② 代行会社に提示したカード情報が送られる

ここで登場するのが決済代行会社です。お店は直接カード会社とやり取りせず、代行会社にこの決済を行っても問題ないか確認を依頼します。

③ カード会社が利用可否を判断する

代行会社がカード会社(例:三井住友カード)へ問い合わせ、利用限度額や不正利用の可能性などをチェックして可・不可の判断をします。

④ 決済完了

決済可能なら決済成立し、代行会社からお店へ「支払いOK」の連絡が届きます。

⑤ 売上金の入金

カード会社から代行会社へ支払いがあり、代行会社からお店へまとめて入金されます。つまり、お金の支払いも代行会社を経由することが多いです。

仕組みは分かったけれど、わざわざクレジットカード決済代行会社が必要なのかな?

クレジットカード会社が直接代金を立て替えずにクレジットカード決済代行会社を通すのには、いくつかのメリットがあるからです。

クレジットカード代行会社を通すメリット

お店側
  • 複数のカード会社と契約しなくていい
  • セキュリティ(情報管理)を任せられる
  • 入金管理が楽になる(クレジットカード決済代行会社からまとめて入金されるため)
利用者側
  • 安全性が高い(不正検知など)
  • スムーズに決済できる

クレジットカード決済代行会社を通すと安全性が高くなる理由は

  1. カード情報をお店が直接持たないのでお店側での情報漏えいリスクが減る
  2. 不自然な高額決済、海外からの怪しいアクセス、短時間の連続決済などの不正利用のチェックが行われる
  3. ワンタイムパスワードやアプリ認証などの本人認証(3Dセキュア)が使われる

からです。

ちゃんとメリットがあったんだね。

全東信が立て替えた代金はお店に支払われないなもか?

クレジットカード決済代行会社は「クレジットカード会社から入金された代金を店舗へ入金する」という役割もありました。全東信が破産申告をしたことで店舗への支払いはどうなるのでしょうか。

全東信の破産手続きでどのような影響があるのか

全東信のホームページでは破産手続きによって店舗側への未納分の売上金は約束されている期日には支払うことができないとしています。破産手続きを行っていく中で支払いが見込める可能性が出てきた段階で、再度案内するとされています。

また、私たちが支払いのときに使用していた端末も使用できなくなるため、私たちは全東信の端末を使用していた店舗でのクレジットカードでの支払いはできなくなると発表されています。

参考資料:株式会社 全東信ホームページ

今回みたいに急にクレジットカードが使えなくなったら困るな。

何か出来る対策はあるかな?

クレジットカードが使えなくなったときに備えてできる対策

今回はクレジットカード決済代行会社の破産手続きがきっかけでクレジットカードが使えなくなるということが起こりました。しかし、それ以外にも磁気やICチップの不具合や通信障害などでクレジットカードが使えなくなる場合があります。そのような場合に備えてできる対策を紹介します。

支払い手段を複数持つ

  • デビットカード
  • QRコード決済(PayPayなど)
  • 現金

1つに依存しないだけでリスクは激減します。

② 利用限度額と締め日を把握

  • アプリで利用額をこまめに確認
  • 高額決済前に利用限度額の残りをチェック

③ 連絡手段をすぐ使える状態にする

不正検知で止まった場合、SMS認証やカード会社からの電話に対応できればすぐ復活することもあります。

④ カード情報をスマホに登録しておく

カードが物理的に使えなくてもスマホ決済なら通るケースがあります。

⑤ 緊急連絡先を控えておく

紛失・停止時に、その場でカード会社に確認することができます。

まとめ

今回はクレジットカード決済代行会社が破産申告をしたことでクレジットカードが使えなくなったり、店舗への売上金が支払われなくなる可能性があるということをクレジットカードの仕組みも含めて説明してきました。

また、今回のようなことがなくてもクレジットカードが使えなくなる場合があるので、クレジットカードが使えなくなった場合の備え方についても紹介しました。

日頃から備えて、万が一のときに慌てずに対処したいですね。

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