【まもなく衆議院解散総選挙!】実はよく知らない衆議院と参議院の違いとは?

【まもなく衆議院解散総選挙!】実はよく知らない衆議院と参議院の違いとは? コラム

ニュースや選挙の話題でよく耳にする「衆議院」と「参議院」。私はいつもそのまま聞き流してしまい、どう違うのかも理解せずに過ごしてしまっていました。

そんな在宅ワーク中に飛び込んできた、衆議院解散総選挙のニュース

今の落ち込んだ日本経済を何とか変えられないかな?と思っている方は多く、次の選挙は注目の選挙となりそうですね。そんな中で、私は基本的なことを知っておきたいと思い、自分も学びながら、今回は、国会や選挙も交えながら衆議院と参議院の違いについてご紹介します。一緒に知ってみませんか?

※この記事は、2026年1月中旬時点での情報を掲載しています。


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まず、「国会」を知ろう!

国会と国会議員とは?

国会とは、日本国憲法に基づいてつくられた、国の中心となる機関で、法律を作る役割をもっています。その国会を構成し、国民の代表として活動する人たちが国会議員です。

国会の役割

国会は、国会議員が法律の案を出したり、それについて話し合って決めたり、また、国の政治について質問や話し合いを行い、国民の考えや願いが政治に反映されるようにする場で、基本的に東京の国会議事堂で行われます。

【ちなみに】国会議事堂、右と左で役割を分けてるって知ってた?

国会議事堂は左右対称の建物で、向かって左側が「衆議院」向かって右側が「参議院」と使い分けられています。それぞれに本会議場、委員会室、議員控室、事務局があり、両院が共通で使用する中央広間、両院協議会場、記者会見室、売店などが主に中央にあります。衆議院の本会議場と参議院の本会議場は、天井や椅子の色がそれぞれ違うので、国会中継などで気づくかもしれません。

国会の「会期」とは?

上記の話し合いを行う期間を指します。国会は一年中ずっと開いているわけではなく、決められた期間だけ開かれます。

通常国会:毎年1回開かれ、会期は150日と決まっています。

必要に応じて、さらに話し合う問題があるなどの場合は、臨時国会特別国会が開かれることがあります。

国会は、基本的に衆議院と参議院一緒の会議場ではなく、別々に開かれている

通常国会や特別国会は、それぞれの院が自分の本会議場で別々に審議します。しかし、同じ法案について衆議院と参議院で議決内容が食い違ったなどの場合は、両院から選抜された議員が、両院協議会で調整の会議を行います。

【ちなみに】国会の「会期」以外の期間は、国会議員は何をおこなっているのか?

国会が開かれていない期間、国会議員は、国民の声を国会に届けるため、自分の地元で国民の声を聞いたり、国会が開いたときに、すぐ話し合えるように他の議員と意見交換や、専門家との話し合いなど法律や政策の準備をしたりして、次の国会に備えています。

衆議院:🔗国会の構成
参議院:🔗国会の仕組み


「衆議院」と「参議院」とは?

日本の国会は、「二院制」となっていて、衆議院参議院の二つで成り立っています。国会議員はこのどちらかに必ず属しています。二院制にすることで、多角的に物事をチェックし、権力の集中を防ぐ役割があります。

衆議院と参議院の違い

わかりやすく言うと、衆議院は「スピード感を重視する役割」参議院は「落ち着いて見直す役割」を担っています。

衆議院議員の任期は4年ですが、今回のように途中で「解散」があります。
解散が行われると、任期の途中であっても選挙が行われ、議員が入れ替わることになります。

一方、参議院議員の任期は6年で、解散はありません。
その代わり、3年ごとに半分の議員が選挙で選ばれる仕組みになっています。

この違いによって、衆議院は世論の変化を反映しやすく、参議院は長い目で安定した議論ができるようになっています。

また、法律や予算を決めるには、衆議院と参議院の両方で同じ内容に合意する必要があります。

議員の数と選挙の仕組みにも違いあり

衆議院と参議院では、選挙の仕組み議員の数にも違いがあります。

衆議院議員の定数は465人参議院議員は248人です(※定数は変更されることもあります)。
衆議院のほうが人数が多く、より国民の意見を幅広く反映しやすい構成になっています。

また、選挙制度も少し異なります。
どちらも「選挙区(小選挙区)」と「比例代表」がありますが、衆議院選挙では、国全体の方針や政策の方向を選ぶ意味合いが強く、参議院選挙では、候補者の専門性や個人の考えが重視されやすい傾向があると言われています。

法律を決めるときに力の差とかあるの?

実は、衆議院と参議院では法律を決めるときの力に差があります。

基本的には、両方の院で同じ内容が可決されて、初めて法律になります。
ただし、意見が対立した場合、最終的に衆議院の決定が優先されるケースがあります。

特に、予算や内閣総理大臣の指名など、国の運営に直結する重要なことについては、衆議院のほうが強い権限を持っています。

これは、衆議院が「国民の今の声」をより反映していると考えられているためです。

衆議院と参議院のバランス

衆議院と参議院は、どちらが上・下という関係ではなく、それぞれに違った役割が期待されています。

前述の通り、衆議院は選挙の機会が多く、世論の動きを素早く政治に反映させる役割があるので、政策を実行するための、方向性を決める場として重要視されています。

一方、参議院は解散がない分、短期的な流れに左右されにくく、冷静に政策を見直す役割を担っていて、「ブレーキ役」「良識の府」と呼ばれることもあります。

この二つがバランスよく機能することで、日本の政治は成り立っています。


政党とは何?

政党は、国や地域の政治について「こうしたい!」という考えが同じ人たちが集まったグループです。

政治の世界では、1人の力だけでは社会を変えるのはとても大変です。自分たちの考えを広めるために、そして力を合わせて自分たちの考えを実現するために集まります。

政党がいくつかあることで、違う考え方も出てきて、偏った考え方、偏った政治にならないようにすることができるのです。

与党と野党の違い

ニュースでよく聞く「与党」と「野党」には、立場の違いがあります。

  1. 与党(よとう)
    • 今、国の政治を直接動かしているチームです。 国会で過半数の議席を持っている政党や政党連合を指します。
    • 国の政治を実際に動かす内閣や政府のメンバーになることが多く、法律や予算を作る中心的な役割を担います。
  2. 野党(やとう)
    • 今は国の政治を直接動かしていないチームで、国会で過半数の議席を持っていない政党や政党のグループを指します。
    • 与党のように法律や予算を自由に進めることはできません。
    • 与党のやり方に意見を言ったり、別の考えを提案したりして、政治が偏らないようにチェックする役割があります。

簡単に言うと、与党は「今の政治を進めるチーム」、野党は「もっと良くするために見守るチーム」のような関係です。

総理大臣は与党から選ばれるの?

総理大臣が、与党から選ばれるとは決まっていませんが、日本は国民ではなく、国会で総理大臣を決めるため、議席を多く持っている政党や連合が有利になります。

そのため、たいていは与党から総理大臣が出ますが、理論上は野党から総理大臣が生まれることも可能です。


衆議院議員選挙が行われるタイミングとは?

参議院議員は任期が6年で、参議院には「解散」がありませんが、3年ごとに半数が改選で入れ替わります。

しかし、衆議院議員は解散があるので、4年の任期満了以外で、選挙が行われることがあります。

総理大臣の一声で、衆議院を解散することができる

与党が国民の支持を確認したり、政治の停滞を打破したりするために総理大臣が衆議院を解散できる制度があります。衆議院議員は人数が多いので、これを解散して入れ替えて議席構成が変わることで、新たな民意の取入れや、国政の停滞を解消することができます。

「ねじれ国会」は選挙になることも!

与党と野党は、衆議院と参議院の両方に存在することになりますが、衆議院は与党が多数、参議院は野党が多数という「バラバラの状態」、これを「ねじれ国会」と言います。

法律や予算を決めるとき、与党だけではうまく進められません。また、法律や予算を決める時は、衆議院と参議院の両方で同じ内容に合意する必要があります。

しかし、与党は決まった策を通したい、野党はそれをチェックし反対することがある。という立場から、与党が多い衆議院で決まった案を、野党が多い参議院で修正される、が繰り返されてしまうのです。

そんな時「衆議院の解散」のタイミングになったりします!


選挙の時の「選挙区(小選挙区)」と「比例代表」のちがい

選挙の時、その選挙区で立候補している人の氏名を書くのが「選挙区(小選挙区)」、政党名を書くのが「比例代表」での投票となります。これを、「小選挙区比例代表並立制」と言います。

<選挙区制(小選挙区制)>
選挙区制では、その地域の代表の人に投票することになるので、地域の声を国政に反映しやすくなるというメリットがあります。しかし、たくさんの票を得た立候補者でも、落選すれば0票と同じとなるので、少数の意見が切り捨てられてしまうことも。

<比例代表制>
この政党の政策を推したい!と思っても、自分の住んでいる地域から、その政党の候補者が立候補しないことがあります。そんな政党ごとの支持を国会に反映させるために、比例代表制があり、党の得票率に応じて議席を配分します。そのため、多くの立候補者を擁立できない小さな政党でも票を得ることができ、国会で議席を得る可能性が広がります。また、選挙区で落選した人でも、比例代表で復活当選できるときがあります。

「小選挙区比例代表並立制」は、地域の声も、国民全体の意見も、どちらも大切にするための選挙の仕組みです。


【まとめ】選挙は国を変えられるチャンスかも!

2026年2月に予定されている選挙は、総理大臣の鶴の一声による衆議院議員解散総選挙です。

ここまでのお話の通り、衆議院は人数が多く、衆議院の選挙は国会議員の約2/3が入れ替わる選挙であるため、どの政党も自分たちの意見を通したいという思いで、一人でも多く党員を国会へ送り込みたいと踏ん張る選挙です。

その選挙で決まった国会議員が、私たちの税金をどのように使うかや、法律を決めるのですから、18歳以上の皆さんは、その1票を無駄にせず、しっかり政党の意見に耳を傾け、これだ!と思う立候補者や政党に投票に行ってみませんか?

若い人は、これからの日本を担っていく存在ですが、少子高齢化により、その若い人の意見が届きにくい時代となっています。だからこそ諦めず、1票でも多く国会に声を届けましょう!


<関連記事> 障害年金の制度も国会で決まっているのです。他人ごとではないかも?

<参考記事>

・ワーカーズライブラリー:国会って何?
・衆議院:🔗国会の構成
参議院:🔗国会の仕組み

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