🎧 デフリンピックとは?

「デフリンピック(Deaflympics)」とは、聴覚障がい者(耳が聞こえない・聞こえにくい人)のための国際スポーツ大会です。
「Deaf(デフ=耳が聞こえない)」と「Olympics(オリンピック)」を合わせた造語で、正式には「世界ろう者スポーツ大会」と呼ばれています。
1924年、フランス・パリで初めて開催され、2025年でちょうど100周年を迎える伝統ある大会です。
主催は国際ろう者スポーツ委員会(ICSD)で、IOC(国際オリンピック委員会)にも正式に認められています。
参加資格は、両耳の平均聴力損失が55デシベル以上のアスリート。
補聴器や人工内耳の使用は公平性のため原則禁止されています。
音が聞こえなくても、選手たちは光・手話・視覚の合図を使って、見事なプレーを繰り広げます✨
大会は11月15日~11月26日まで
▽公式ホームページよりはこちらから▽

🏅 パラリンピックとの違い
「デフリンピック」と混同されがちな大会に「パラリンピック」があります。
どちらも障がいのある人のスポーツ大会ですが、対象やルールが異なります!
| 比較項目 | デフリンピック | パラリンピック |
|---|---|---|
| 主催 | 国際ろう者スポーツ委員会(ICSD) | 国際パラリンピック委員会(IPC) |
| 対象 | 聴覚障がい者 | 身体・視覚・知的障がい者 |
| ルール | 音の代わりに光や手信号を使用 | 種目ごとに補助具やルールが調整される |
| 使用言語 | 手話中心 | 音声・手話・多言語対応 |
| 開催時期 | オリンピックとは別の年に開催 | オリンピック直後、同都市で開催 |
つまり、デフリンピックは「耳の聞こえない人のためのオリンピック」であり、
音を使わない、静かなスポーツの祭典なのです🌍
⚽ どんな競技があるの?どんな風に行うの?
デフリンピックでは、夏季・冬季あわせて30種類以上の競技が実施されています。
内容は一般のオリンピックとほとんど同じですが、ルールの一部が「音を使わない仕様」に変えられています。
🎽 主な夏季競技
陸上・水泳・バレーボール・サッカー・バドミントン・テニス・バスケットボール・柔道など。
❄️ 主な冬季競技
スキー・スノーボード・カーリング・アイスホッケーなど。
🕯️ 特徴的なルール
- スタート合図は「ピストル音」ではなく「光の信号」で行う
- 審判は笛の代わりに「旗」や「ジェスチャー」で判定を伝える
- 選手同士も「目線・表情・動き」でコミュニケーションを取る
そのため、観客席はとても静か。
でも、選手の表情やジェスチャーからは、熱気と情熱が伝わってくるんです🔥
🗣️ デフリンピック運営委員会 委員長からのメッセージ(抜粋)
「デフリンピックは、音のない世界にある“もう一つのリズム”を世界に伝える大会です。
私たちは、手話や視線、そして心の通い合いで競技を行います。
音がなくても、スポーツの感動は変わりません。
皆さんの応援が、私たちの“声”になります。」
このメッセージは、在宅で応援する私たちにも深く響きます。
「声がなくても想いは届く」という信念こそ、デフリンピックの精神なのです✨
🏠 在宅でできる応援の形
「現地に行けないけど応援したい!」という方に、在宅でもできる応援スタイルをご紹介します✨
💻 ① オンライン観戦で応援!
デフリンピックは近年、YouTubeや公式サイトでライブ配信されるケースが増えています。
日本選手団のSNSや公式チャンネルでも、試合ハイライトがリアルタイムで見られます。
📺 テレビ中継はまだ限られていますが、NHKなどが特集番組を放送することもあります。
静かな競技風景に字幕や手話通訳が添えられ、理解が深まる構成になっています。
🤟 ② 手話で応援メッセージを送る!


SNSでこのポーズを写真や動画で投稿すれば、世界中のろう者コミュニティにも届きます🌏
ハッシュタグ例
- #Deaflympics
- #デフリンピック応援
- #手話でエール
🧩 ③ 子どもや家族と一緒に“静かな観戦体験”
テレビや動画を音を消して見ることで、
「目で感じるスポーツ」を体験できます。
選手たちの表情・動き・チームの呼吸が、普段よりも鮮明に見えてきます👀✨
💬 声がなくても伝わる「信頼の力」
デフリンピックの選手たちは、声ではなく目と動きで信頼を築くプロフェッショナルです。
たとえば、バレーボールでは声を出さずとも、
アイコンタクトと合図だけで正確な連携を取ります。
これは、在宅ワークやリモート会議にも通じる大切なスキルです。
在宅チームに活かせる「デフリンピック的コミュニケーション」
💡 ① 表情で伝える
ビデオ会議では、顔の表情が“声”の代わり。
うなずきや笑顔を意識的に見せることで、相手に安心感を与えます。
💡 ② ジェスチャーを活用
オンラインでのやり取りでは、指や手の動きが伝わりやすい。
「OK」「ありがとう」「もう一度」など簡単な動作を使えば、言葉以上にスムーズです。
💡 ③ “見る力”を養う
デフリンピックの選手たちは、常に周囲を見て動きを読み取ります。
リモートワークでも、相手の表情・反応を観察する意識が信頼を深めます。
✨ まとめ:「静かな応援」が未来を変える
デフリンピックは、音がなくても世界をつなぐ“もうひとつのオリンピック”。
そして、在宅という新しい働き方の中でも、
「伝える力」や「感じ取る力」を育てるヒントがたくさん詰まっています。
声が届かなくても、想いは届く。
デフリンピックの選手たちが見せる“静かな情熱”を、
あなたも在宅から感じてみませんか?🏠💬✨
開会式は、2025年11月15日(土)16時30分~19時まで(予定)
閉会式は、2025年11月26日(水)16時30分~18時まで(予定)
会場:東京体育館
ぜひ皆さんで応援して盛り上げましょう!!
他にも在宅ワークや、障害のことを中心に皆さんの生活の役に立つ情報をあげています!
気になる方は是非チェックお願いいたします!!


