「ハイスクール!奇面組」がリメイク!80~90年代の人気番組・歌謡曲が現代に蘇る理由

「ハイスクール!奇面組」がリメイク!80~90年代の人気番組・歌謡曲が現代に蘇る理由 スキルアップ・学び

在宅ワークの合間に、アニメを観たり音楽を聴いたりして、ちょっと一息つくこともありますよね。そんな中で、昔のアニメ・ドラマ・歌謡曲が次々と戻ってきているのをご存じでしょうか?

たとえば、1985年の人気アニメ『🔗ハイスクール!奇面組が、2026年1月からリメイク版として放送予定です。また、🔗踊る大捜査線も13年ぶりに新作映画が公開予定となっています。

さらに今、昭和歌謡が若者の間で人気を集めたり、レトロ喫茶店が増えたりと、「80〜90年代ブーム」が再び広がっています。今、再び盛り上がる「80〜90年代ブーム」。その理由を少し覗いてみましょう。


📺80〜90年代アニメ・ドラマのリメイクブーム

1980〜90年代、ゴールデンタイムはアニメの時間だった🌆

80〜90年代は、人口が多かった「第2次ベビーブーム世代」の子どもたちに向けて、夜7時~8時台のゴールデンタイムは、テレビ局もアニメを続々製作・放送していました。

コミック原作だけでなく、80年代の日曜夜19:30~のフジテレビ🔗ハウス世界名作劇場や、土曜夜19:00~のTBS系列🔗まんが日本昔ばなしのように、児童文学や童話を原作にした作品=家族みんなで楽しめるアニメも放送されました。

現代では、アニメは夕方や深夜に放送されるのが普通ですが、『🔗ドラえもん』が近年まで夜7時に放送されていたのは、この時代の名残でもあります。

第2次ベビーブーム世代が作り出す、現代の深夜のアニメブーム

子どものころ大量にアニメを見て育った、その第2次ベビーブーム世代が、今では作り手の中心に。自分たちの思い出や癒しを込めた作品が増えています。

同じ世代の視聴者も懐かしさを求め、🔗うる星やつら』『🔗るろうに剣心』『🔗シティーハンター』など、人気作のリメイクが次々と登場。2026年1月からは『🔗ハイスクール!奇面組』のリメイク版も放送予定です。

いまや、夕方は子ども向け、深夜は大人が楽しむアニメの時間になっています。

なつかしの名作ドラマ、リメイク&続編で再び注目!

アニメだけでなく、80〜90年代の名作ドラマもリメイクや続編が次々と登場しています。

例えば、1997年に放送が始まった大人気シリーズ「🔗踊る大捜査線」は、来年新たに劇場版が公開予定。先日撮影が始まり、新宿の街を“青島俊作”(🔗織田裕二さん)が駆け抜ける姿が話題になりました。13年ぶりの新作とあって、渋みを増した青島くんに期待が高まっています。

また、1998年放送の「🔗GTO」(主演:🔗反町隆史さん)は、2012年に🔗EXILEのAKIRAさん主演でリメイクされ、2024年には再び反町さん主演でリバイバル。さらに、1991年放送の「🔗東京ラブストーリー」(主演:鈴木保奈美さん)も、2020年に🔗石橋静河さん主演でリメイクされました。

昔のドラマが新しい形でよみがえることで、当時のファンも新しい世代も楽しめる機会が増えています。


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🎤現代のムーブに乗る、80~90年代の歌謡曲

現代の音楽は、自分たちで曲を作るバンドや、ダンスボーカルグループが中心です。一方で、1980~90年代は、女性アイドルはソロが多く、バンドでも楽曲は作家が手掛けるのが一般的でした。

当時は、作詞家と作曲家が別々に作ることが多く、メロディや歌詞を変更できないため、メロディがはっきりしていて聴きやすい特徴がありますが、代の曲は、作詞作曲時の連携が密で自由度が高いぶん、曲が複雑になりがち。そのため、若い人にとって昔の曲は新鮮に感じられます。

さらに、80~90年代の曲には大きな振付が少なく、最近では自分なりに振りを付けてTikTokなどで発信するのが人気です。例えば大阪府立登美丘高校ダンス部が、荻野目洋子さんの「ダンシング・ヒーロー」を新しい振り付けで踊り、話題になりました。

💃特に今注目されている「中森明菜」

1980年代のアイドルは事務所やレコード会社により衣装や振り付けが決められることが多かった中、🔗中森明菜さんは自らプロデュースし、斬新な衣装や振り付け、力強くも繊細な歌声で独自の存在感を放っていました。
その個性は今の若い世代にも響き、昔からのファンだけでなく新しいファンも魅了。懐メロ番組などでも取り上げられ、デビューから40年以上を経た現在も、注目を集め続けています。

大注目の邦楽シティポップ

竹内まりやさんや山下達郎さん、EPOさんに代表する80年代の日本のシティポップは、近年は🔗Night Tempoさんがリミックスや再編集を手がけ、海外のリスナーにも注目されるほど人気を集めています。

特に松原みきさんの「真夜中のドア〜Stay With Me」は、TikTokなどをきっかけに2020年後半あたりから再注目され、邦楽シティポップリバイバルの火付け役となり、その甘く切ない雰囲気で多くの人の心を包んでいます。

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📽️なぜ今、80~90年代のブームがよみがえっているのか?

「第2次ベビーブーム世代」が制作側・視聴層に

戦後に生まれ、突出して人口が多い団塊の世代(1946〜1949年生まれ)が親となり、その子どもたち(1971〜1974年生まれ)が「第2次ベビーブーム世代(団塊ジュニア)」です。

1980〜90年代、小・中学生だったこの世代も人口が多く、その世代向けに多くのアニメやドラマが作られました。今では大人になった彼らが番組制作や主要な視聴者層となり、当時の人気作品が再び注目されています。

昔の作品が、若い世代にも新鮮に感じられる

配信サービスが普及したことで、昔のドラマやアニメも気軽に自宅で楽しめるようになりました。

第2次ベビーブーム世代が癒しや懐かしさを求めて、昔のドラマやアニメを視聴していると、その子どもたちも一緒に観て、新しい発見を楽しむことがあります。さらに、SNSに慣れた若い世代が「こんな作品があるよ!」と紹介することで、昔の作品が改めて注目されることも増えています。

コンプライアンスによる演出の変化

最近のアニメやドラマでは、コンプライアンスを意識した表現が増えています。昔の作品にあった高校生の喫煙シーンや、食べ物を投げる演出、誰かが仕掛けた落とし穴に落ちるなどは、あまり見られなくなりました。

また、経済的な理由で大規模なロケや時代劇の制作も難しくなっています。
1980〜90年代の作品には、今では珍し過激で大胆・壮大な演出が多く、若い世代には新鮮に映るかもしれません。また、それが現在ではどのように表現されるか、注目を集めることもあります。

レトロブームも後押し

1990年代にヒットした漫画「🔗今日から俺は!!を、当時の雰囲気をそのままに、2018年から2020年にかけて主演:🔗賀来賢人さんでテレビドラマ・実写映画化し、リバイバルヒット。

昭和の雰囲気が漂うレトロ喫茶も徐々に広がってきており、🔗喫茶タイムマシン(東京都練馬区)、🔗昭和レトロ喫茶セピア(東京都葛飾区)なども、テレビに取り上げられるなど、昔の空気や物語が、今の若い人たちの心をそっとくすぐっています。


【まとめ】懐かしさにほっと一息、心が軽くなる時間

現代は、経済の影響やコンプライアンスの関係で、テレビを観て思いきり笑う機会が少なくなりました。そんな中、昔のアニメやドラマ・音楽は、懐かしさで心が癒され、若い世代にとっても新鮮に映ります。

忙しい日々の中で、昔の作品に触れる時間は、ちょっとした“心の休憩”に。
在宅ワーク中の気分転換にもぴったりです。

2026年には『ハイスクール!奇面組』の放送や『踊る大捜査線』の新作も公開予定で、期待も高まります。令和の今だからこそ、あの頃の笑いや温かさをもう一度味わってみませんか。


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<参考リンク>

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