在宅ワーカーにとっても死活問題の情報が飛び込んできました。
「LINEが11月から使えなくなる」という話題がSNSでも広がっています。突然そんなニュースを目にしたら、ちょっとドキッとしますよね。
一体どういうことなのでしょうか、そしてこの情報は本当の情報なのでしょうか。早速ネットで話題となっている情報をしらべてみました。
■ なぜLINEが一部機種で使えなくなるの?
LINEがサポートを終了する情報は本当なのでしょうか。
一部SNSで話題となっているのはこちらの情報です。
たしかに、このようなポップがあるようです。
しかしiPhone11や12は、まだまだ現役の機種で使っている人も多いはず。
これが使えないとなると、本当にヤバいわけですがどういうことなのでしょうか。
■ アプリのバージョンによって使えない。具体的に使えなくなるのはどの機種?
LINE公式の発表によると、2025年11月上旬をもって、LINEアプリのバージョン13.20.0以下 がサポート対象外になります。
LINEアプリ バージョン13.20.0以下のサポート終了について

つまり、アプリを最新版(13.21.0以降)にアップデートできないスマホでは、11月以降、LINEが利用できなくなる可能性があります。
さらに重要なのは「OSのバージョン」です。アプリの更新には一定のOSバージョンが必要で、たとえば以下のような条件が想定されています。
- iPhoneの場合:iOS 14.8.1以下では、最新版のLINEアプリに更新できない可能性あり
- Androidの場合:Android 7.1.2以下では、同じくアップデート不可の可能性あり
もしお使いのスマホがこれらより古いOSのままの場合、LINEの利用継続が難しくなることがあります。
■ どうすれば自分のスマホが対象かわかる?
確認方法はとても簡単です。以下の2つをチェックしてみてください。
- スマホのOSバージョンを確認する
iPhoneなら「設定」→「一般」→「情報」で、Androidなら「設定」→「デバイス情報」などから確認できます。
OSが古い場合はアップデートが可能かどうかも合わせて見ておきましょう。 - LINEアプリのバージョンを確認する
LINEを開いて「ホーム」→「設定」→「LINEについて」に進むと、現在のバージョンが表示されます。
13.20.0以下になっている場合は、アプリストアでアップデートができるか確認してください。
もしアップデートボタンが出てこない場合は、OSが古くて対応していない可能性が高いです。その場合、11月以降はLINEの利用が制限されるかもしれません。
■ サポート終了後はどうなるの?
サポートが終了すると、次のような影響が出ます。
- アプリが起動しなくなる
- メッセージの送受信ができなくなる
- 通知が届かなくなる
- セキュリティ面で危険が増す
単純に「古いまま使える」わけではなく、アプリが完全に動作しなくなるケースもあります。
また、トーク履歴のバックアップ機能も使えなくなるおそれがあるため、データの保存は早めに行っておきましょう。
■ データを守るために今やっておくこと
もしスマホが古くてアップデートできない場合は、乗り換え前にトーク履歴のバックアップを取っておくことが大切です。
バックアップの方法は次の通りです。
【iPhoneの場合】
- LINEの「設定」→「トーク」→「トークのバックアップ」へ進む
- 「今すぐバックアップ」をタップすると、iCloudに保存されます
【Androidの場合】
- 「設定」→「トーク」→「トーク履歴のバックアップ・復元」
- 「Googleドライブにバックアップ」をタップして保存
バックアップを取っておけば、新しいスマホにLINEを引き継ぐときにトーク履歴を復元できます。
■ もしアップデートできない場合の対処法
スマホが古くて新しいLINEに対応できない場合、いくつかの選択肢があります。
- OSアップデートを試す
機種によっては、設定から最新のOSに更新できることがあります。これでLINEも最新版に対応する場合があります。 - 機種変更を検討する
長く使っているスマホはバッテリーやセキュリティの問題も出てきます。思い切って新しい機種に変えるのも選択肢です。
最近では格安スマホでも十分にLINEが快適に動くモデルが多くあります。 - パソコン版LINEを使う
スマホで使えなくなっても、PC版LINEを併用することで一時的にやり取りを続けることができます。
ただし、新しいスマホへの引き継ぎ設定ができないと使えなくなるので、あくまで一時的な方法と考えておきましょう。
■ サポート終了は「終わり」ではなく「区切り」
LINEのサポート終了は、決して「切り捨て」ではありません。むしろ、利用者の安全を守るための措置といえます。
古い環境ではセキュリティの脆弱性が生まれやすく、もしLINEがサポートを続けてしまうと、個人情報が危険にさらされるリスクが高まります。
そう考えると、今回の対応は「より安全に使い続けるためのアップデート」と捉えるのが良さそうです。
■ まとめ:今すぐできる3つのチェック
最後に、11月までにやっておくべきことを整理しておきます。
- スマホのOSバージョンを確認する
→ iPhoneはiOS 15以上、Androidは8.0以上が目安です。 - LINEアプリを最新版(13.21.0以上)に更新する
→ ストアで「LINE」を検索して「更新」ボタンが出るかチェック。 - トーク履歴のバックアップを取る
→ もしものときに備えてデータを安全に保存しておきましょう。
サポート終了の話を聞くと不安になるかもしれませんが、慌てる必要はありません。
あなたのスマホがまだ数年以内のモデルなら、ほとんどの場合は問題なく使い続けられます。ただし、古い機種を使っている人は、11月を迎える前に一度だけでも設定画面を開いて確認してみてください。
ネットの情報は、強いインパクトのあるワードだけが独り歩きしていきます。そのため、良く調べないと、まんまと騙されてしまいますが、実はそうではないこともあります。
iOS26も早々とまた新しいバージョンiOS 26.0.1となりました。常に新しいバージョンを取り入れていくことが時代に取り残されない秘訣でもあります。
また、情報の出所をしっかりと情報を調べることが大事ですね。